【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】歴史の痕跡の発見は、時代の変化を洞察する旅に私たちを導く。
<テーマ学習リポート>
2回目のフィールドワークは前回よりも移動範囲が広く、見つけた痕跡も多かったため、もう一度地図で見つけたものと位置を確認していきました。そして、発見と疑問を出していきました。
・魚河岸の痕跡となるお店は、今でも江戸時代と同じ味を守っていた。
・火事で建物はなくなるけど、味は守れる。
・牢屋に入れられ、処刑されたのはなんで?幕府に文句いっただけで?
・牢屋は逃げ出さない工夫がされていた?江戸城のように番人はいたのかな?
・時の鐘が移動してあった。今は鍵がかけられていて鳴らせない。守られてるってこと?
・今の牢屋は鉄の棒が扉のイメージだけど、昔は石垣だったの?石垣は外の壁なら、石垣の中が気になる。
・牢屋がどうして今は公園に変化した?
何に変化していたら納得?と聞くと、お寺、警察、交番、お墓などがあがってきました。自分たちも元牢屋と聞いて怖いイメージをもっていた公園でしたが、実際は小さな子どもたちが遊んでいたり、大人の人が休憩に使っていたりとのどかな場所でありました。出土した石垣は端に寄せられて展示されていました。「怖い」と思って誰も寄り付かなくなるより、みんなが来やすい公園にした方が歴史の痕跡として未来に伝えていけるのかもしれない。発見した痕跡について、今に至る「変化の理由」も考えていきます。
予定では、このあと、1回目と同様に、印象に残った痕跡をひとつ選び、それについて写真と文章でまとめる作業をして、週明けよりプレゼンに向けての話し合いをすることにしていました。
当初考えていたプレゼンは、「東京発見伝」として伝えたい痕跡を3つに絞り、そこから学び得たことを3つのグループに分かれてストーリーとして語ることでした。
ただ、この時点で来週よりテレラーン(Tele learning)が始まること、プレゼンが中止になることが決まり、急遽方法を変えることに。
グループではなく、個人でひとつの痕跡を選び、学び得たことを織り交ぜたストーリーをつくることにしました。(2回目のフィールドワークでのまとめ作業と融合させ、成果物として何度も作り変えていくことにいたしました。)
それぞれ子どもが選んだ痕跡は次の通り
日本橋
囚獄石垣
江戸城石垣
江戸城梅林坂
一石橋迷子しらせ石標
馬喰町
魚河岸
ここから先、作品磨きから完成までがテレラーンとなります。
ワクワクドキドキです。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF) ・ テーマ学習一覧表(実施内容)