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「画竜点睛」5年6年生 テーマ学習 レポート4

【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】魂は細部に映る。

<テーマ学習レポート> week5 〜作品制作&完成!

和頼粘土組、こちらの担当で制作を進めていきました!

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総監督:6年Hくん
演出部助監督:5年Hくん
撮影部監督:6年Sさん
撮影部助監督:5年Mさん
美術部監督:6年Tくん
美術部助監督:5年Wさん
美術部助監督:5年Sくん
スクリプター:5年Nさん
編集部監督:6年Yくん
編集部助監督:6年Yさん

(プロデューサー:キタマイ)

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無事に撮影が始まると思った4週目でしたが、、、なんとその週は6年生たちが探究旅行へ。ということは、各部署の監督が不在になるではありませんか!最大のピンチに愕然とする一同。。。しかし時間は待ってはくれません。このピンチをどう切り抜けるのか!?

「監督たちが帰ってくるまでにできるだけ撮りたい!」という思いで、5年生たち助監督メンバーの、大きな挑戦が始まったのです。

そもそもどのシーンやどのカットから撮り始めようか?
どの角度でカメラを構えたほうがいいかな?

どれくらいのスピードで動かそうか?
いや、その前にキャラクターが全然出来上がらないよ〜!

もう、わからないことだらけで各部署がテンヤワンヤ状態。しかし、ここは演出部の助監督が提案。「まずは撮影できるシーンから撮っていこう!」ということで、日々目標を立てて撮影していくことに。

(こちらが絵コンテです↑)

   

しかしこの制作進行管理というのが一番難しい!

毎日目標を決めて撮影に挑みますが、その目標に届かないことが多々。。。400枚くらい撮影したのに、「あれまだ1カット分しか撮ってないんだっけ?」なんてことが、ざらです。

なぜなら今回は、コマ撮り撮影だからということも大きく関係していました。「静止画」を1カットずつ撮っていきそれをつなぎ合わせることで「動画」にみせるこの手法。なめらかな動きに見せるためには、多くのカット数が必要になりますが、多すぎてはただのムービーになってしまう。

コマ撮りならではのポイントはなにか?どこまでカメラに映り込むか、そのためにはどうやって動かせばいいか、どのタイミングでシャッターを切るか、何度も何度もテストを繰り返していきました。

6年生が探究旅行から帰ってきたところで、撮り終えたシーンをみんなで確認することに。これを映画の現場では、”ラッシュ確認”と呼びます。

昔はフィルムで撮影していたからこそ、現像してからでなければその仕上がりが確認できなかったのですが、今はもうデジタルですぐに確認できるからなんとも便利だなぁとつくづく感じますね。

「この動き、ちょっとわかりにくいんじゃない?」

「後ろのガムテープとか新聞紙が映りこんじゃってるよ!」など、忌憚なき声がたくさん挙がってきました。

客観的な視点で見ていくと、改善点やその具体的なプランも出てきます。そうして、全部署に監督が戻ってきたところで撮影は加速。

緻密さが求められるのでテーマが終わる頃にはぐったりでしたが、こどもたちが「テーマやろう!やりたい」と嬉しそうに話す声から、みんなが制作に没頭しているなということが伝わってくる3週間でした。

そんな撮影と同時並行で行われていたのが、編集作業です。
今回は、stop motion studioというアプリを使ってiPadで撮影したものを、imovieに取り込んで編集しました。
絵コンテどおりにつなぎつつ、間合いのとり方はこれでいいのか、ちょっと短すぎないか、余計なものが映り込んでいないかをチェック。

くわえて、今回は「登場人物がセリフを話さない」というなんともチャレンジングな撮影だったこともあり、効果的なBGMや効果音を合わせることにも心を砕きました。

そうして様々な”取捨選択”のもとに完成した作品を携え、みんなにみてほしい!という気持ちで臨んだプレゼン。

  • では最後に完成作品をアップしますので、リンク先よりご覧ください!

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MK

(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF)テーマ学習一覧表(実施内容)

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