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「To Be or Not To Be」G3G4 テーマ学習 レポート1

【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】私たちは選択しながら生きている。

<テーマ学習レポート>

テーマ学習では、6週間の学びを通して体得したい概念があります。TCSではそれをセントラルアイデアと呼んでいます。今回は「私たちは選択しながら生きている。」といたしました。

子どもたちに提示してみると、「何気なくやっているときって選択しているって感じがしない。」という意見が。

「そうだよね」ではなく、「それってどうなの?」とアンテナが動き出すと、話は面白くなってきます。

確かに、行動には、考えず無意識でしてしまうときがあります。

「何も考えずにリュックに荷物を入れていたら、余計なものを入れて、大切なものは忘れた。」

「使おうと思って出したおもちゃを無意識で片付けてた。」

「家までの帰り道は、体が覚えてるから考えないで歩ける。」

なぜ、そんな行動をしたのかと聞かれたら、それは考えなかったからとなるでしょう。一方、考えて行動したことには、それなりに理由が出てきます。

「ボーリングのとき、どう投げるかを考えた。」

どうして考えるの?

「当てたいから。」

「寝るときに、まくら元に置くぬいぐるみの並び順を考える。」

それは何順?

「その日に、かわいいと思った順。」

「欲しいものがいっぱい。ひとつに決めるときにどれにしようか迷う。」

最後はどうやって決めた?

「どうでもいいやってなって、適当に決めた。」

どうしていいかわからなくなると、何もしないという行動をとったり、投げやりになってしまったり。まさに、今回のテーマでは、どうしたらいいか迷ったときこそ、たくさんの選択肢を見つけ出し、その中から自分の意思で選択することを目指していきたいのです。その方法を学んでいきます。

日頃、自分がどんな行動をしているのか振り返り、なぜそのような行動をとるのか、何が行動を決定づけているのかを探っていきました。

手始めとしては、「好きだから」「楽しいから」といった理由の行動を書いていましたが、「怒られたくないから」「楽したいから」など、言いたくない部分も書ける子が出てくると、次第に自分の見逃したい部分も振り返るようになっていきます。いい部分、そうでない部分の両面をいかに見つめられるかは、今回のテーマのポイントであります。

行動の理由から見えてくる判断の基準となっているものには、時と場合によって、違うことを見つけ出していきました。自分の欲求だったり、安全第一だったりと。そして、その結果どうなったのかという視点も考えていくことで、今後の選択の経験値としていきます。

素直に書けているほど、ownershipの誠実さを発揮している証です。「なんでそんなことしたの!」「こんなこと考えてたは誰?」はご法度です。失敗したと思う行動にこそ学びがたくさん詰まっています。

また、この度は、保護者のみなさまにもご協力いただきまして、本当にありがとうございました。その内容は次回にお伝えいたします。

 

AN


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF)テーマ学習一覧表(実施内容)

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