【学年】5年生 6年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】人体の構造と機能には美が集約されている。
<テーマ学習レポート>
G5G6「美人(vivid)」week1: 美しいってどういうこと?
今回の5-6年生のテーマ学習、タイトルはその名も『美人(vivid)』。「人体の美」を探究する万象究理のテーマ学習です。
美人(vivid)の第1週目では、全員で「美しい」とはどういうことか、ということについてメタメタ話し合い、それぞれの考える「美しい」「美しくない」をリストにまとめました。
まずは「美」ということばから連想すること。真っ先に出てきたのは「美人」でした。
「八方美人」ということわざ、美人って女の人しか言わないよね、という会話の中から、「じゃあ、美人ってどういう人なの?」という問いかけに
「キレイな人」という返答が。
そこから、「キレイ」と「美しい」の違いについてみんなで話し合いました。
部屋がキレイ、というのなら、片付いている。でも、部屋が美しい、というのはモダンだ、かっこいい、クラシックだ、つまり、「キレイ」は整っている、ということで、「美しい」は色とりどりの模様があったりするから美しい、ということに。
せっかくなので2枚目では、「美しいもの」について話し合うことにしました。
「美しいと思うものはどういうもの?それぞれ教えて」という問いかけに、
「美しいものは存在しない。私は庶民だからわからない。ちょっと美しいは大げさなきがする。でもキレイ、可愛いならわかる。」
「浜辺で海と、星と、自分の体勢、その三つが揃っていることが美しいということだ」
「奈良の真言宗のお寺にあるアメジストの輝きが美しい」
「海に行った時みた深いところの砂と貝殻のいろいろな色が美しかった」
「富士山の山小屋から見た前面の星空が美しいと思った」
「◯◯のプールの色が美しいと思った」
それぞれがそれぞれのまず思いつく意見を出し合い、頭の中から記憶を出しやすく温めたあとで、それぞれで美しい、美しくないのリストを作りました。
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今回は「人体の美」について探究するのですが、「人体の美」を感じ取るためには、まず「人体の機能」と「人体の構造」について徹底的に知ることが大切です。
今回は人体の機能と構造の中でも、運動器官を司る「骨格」に注目してその人体模型を制作することを通じて人体の機能と構造への知識を深めます。
TCSに人体模型がやってきました!早速開封してみんなで組み立てようとすると。。。
シャープゾーンでは5−6年生が謎の「人体模型の舞」を踊っていました!
組み上がった人体骨格模型には早速「家康くん」という名前がつけられました。
性別は 骨盤が小さいので「男」だそうです。
人体模型が組み上がったら、NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体Ⅰ」第5集 〜なめらかな連携プレー骨・筋肉〜を「メモ」をとりながら観ることで、知識を深めていきます。
そのなかで、人の骨は、「206本ある」ということを知っていたので、シールを206枚用意し、それぞれはっていきながら、骨を一本一本全員で数えました。
人体模型にない骨:
舌骨(1本)
耳骨(3本×左右一対)
下鼻甲骨(2本)
以上をのぞく全ての骨を数えることができました!無事206本あることを確認し、人の骨の骨格の複雑さ、骨の種類の多様さを知りました。
TY
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(参考)
2017年度 年間プログラム(PDF) ・ テーマ学習一覧表(実施内容)