【学年】 4年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】私たちは経済活動の担い手である。
<テーマ学習レポート>
G4 「信じるカネ?」1
テーマ学習の初回は、まずは子どもたちの現時点で知っていると思っていること、イメージすることをなど、頭の中にある情報を出し合うことからスタートします。子どもたちからしたら、今度のテーマはどんなことやるのかなとテーマタイトル、テーマ領域、セントラルアイデアから思いを巡らし、言葉に出していくことであります。
セントラルアイデアはテーマ学習で目指していく概念なるもの。最初は何のことか手探り状態であり、いつでも頭のすみにあって考えていく中で、6週間後にこういうことだったのかと自分の言葉で説明できるかを確認していっています。
経済活動という言葉には抵抗がない様子。「経済って動いてる」「おつかいでも経済は動く」「経済って悪いときといいときがあるんでしょ」「平家物語の盛者必衰と一緒だね」「経済ニュースって見てたら都庁の話やってたけど、都庁の仕事と経済って関係あるの?」「日経って新聞に経済じゃないニュースもあるよ」
自分の身の回りのこととつなぎ合わせて意見が出てきます。
経済って何?と聞くと、
「世の中、社会、会社、人がつくってる社会」と出てきます。動物には経済はない。人間が創り出したもので、人が集まる中でできあがってきたというイメージを持ち合わせていました。
ただ、「担い手」という言葉にはピンとこないようで、私たち、経済活動、担い手がどうつながるのかはモヤモヤ中。
全体で話し合ったあとで、自分一人で考えてみることに。というのも、他者の意見を聞くほど、何かを想起して言いたいことが溢れ出てきて、あっという間に90分が過ぎていきました。自分だったら頭の中をどうまとめるか、言い足りないことも含めて書いていきました。
何を知っていて、あるいは知っているつもりでいて、何に対して疑問を持っているのか、それを出し合うことで、これからやることの見通しをその場にいるメンバーみんなで確認し合っていきます。
「お金っていつできたの?」
「ボランティアって働くっていうの?」
「私たちって経済に協力するってこと?」
「都庁の人ってどんな仕事してるの?」
今後の学びを通して、疑問が発見へと変わったり、発見から新たな疑問が出てきたり、そしてセントラルアイデアにモヤモヤしながら、学びのアンテナを働かせて、テーマ学習「信じるカネ?」の始まり始まりです!
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版