【学年】 5年生 6年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】 事業の目的は顧客の創造である。
<テーマ学習レポート>
事業計画書、開業届がスクールに受理され、保護者の方からお借りした出資金、スクールからの投資金も手元に集まりました。次は、どんな商品を仕入れるか、それをいくらで売るかを考えていくことになります。
顧客ターゲットと子どもに絞ったこともあり、スクールの近所にいる子どもたちがどんな駄菓子が好みなのか、また駄菓子屋には行ったことがあるのか、アンケート調査に繰り出します。
公園にいる、自分たちより小さな子やそのおうちの方には比較的抵抗なく話しかけることができていた様子でしたが、学校帰りや公園に遊びに来ている小学生のグループにはなかなか声をかけることができません。逆に道ゆく大人には積極的に声をかけています。理由を聞いてみると、「無視されそう」「何人かでいるから怖い」「大人の人は親切」と言います。断られるのが嫌、失敗したくないという思いが先行してしまうのかもしれません。でも、この先、そうもいっていられない状況になっていきます。
プレ営業の日が迫まり、買い出しに。近くのスーパーやコンビニで買ったら、そこよりも高い値段で売らなければ利益は出なくなってしまう。そこで、お店が商品を仕入れる卸問屋まで行ってみました。11人中一人も「二木の菓子」を知らないというので、御徒町まで足を運びました。
まとめ買いをすることで単価が安くなっています。1週目に行った駄菓子屋さんで見たものと同じものもあります。値段の違いから原価と粗利益が見えてきます。
今回は、一人一つ担当商品を決めることにしています。どんな商品を選べがいいかデータがない中で、それぞれ売りたいという直感で選びだしました。精算前に買う商品を突き合わせてみると、なんだか同じ系統のものが多い気も。見学で同行してくださっていた方に「甘いものばかりじゃない?」と言われて、一人、塩味のスナック菓子に変更していました。
翌日は値段設定。平均で40%の利益率を出したいと決めたものの、あまりに高いと自分たちがお客なら買わないという値段になってしまいます。先輩たちの資料から飲み物で多くの利益を出していたことがようやく理解できてきます。
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版