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テーマ学習 「表裏一体」レポート3

 

【学年】1年生、2年生
【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】禍福は糾える縄の如し。

 

さて、5週目ではプレゼンテーションに向けて、各チームで練って磨いたストーリーをみんなに披露しました。

そこでみんなからのフィードバックを得てさらに磨いていきます。

さあプレゼンテーションではどのような語りを聞かせてくれるでしょうか。楽しみです。

一人30秒を目標に話す内容を考えていきましたが、2、3分かかる子もいます。

いかに伝えたいことを絞り込んで前後の子の話と自然に繋いで一つのストーリーにするかが大切なところです。

みんな正に辛楽しく頭を悩ませつつ磨きをかけるフェーズを味わっています。

磨いて、シェア、磨いて、シェアの繰り返し。

どんどん進化していく手応えをみんなが味わいつつも、まだ改善点が絵にもスピーチにもたくさんあります。

しかし、そんな壁にもナイスチームワークで2年生が話し合いをファシリテートしてチームを引っ張ってくれました。1年生も楽しみながらしぶとく考え、アドバイスを聞き、何度も絵を書き直していきます。

今回のテーマ学習では子どもたちだけで議論を回せるようにするための第一歩とになるようにという思いも込めて、子ども主体の議論を重ねてきました。

みんなと共有した議論の型の中でも”聞く”ことがディスカッションの要だということを大切にやってきましたが、みんな他の子の話をじっくり聞いてそれぞれの意見を語ってくれるようになってきました。

 

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いよいよプレゼンテーションデイ当日。

1・2年生が3チームに分かれてそれぞれが選んだ自然の禍福とメカニズム、また人とのつながりについて、それらを表す絵と共に語りました。

今回はテーマ学習の後半からこのチームで子どもたち同士でのディスカッションを通して担当と絵に盛り込む事象や語る内容について決め、磨いていきました。

ちなみにプレゼンを終えての子どもたちの自己リフレクションを一部ご紹介します。

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●紙を落としたけど、スムーズに語ることができた。

●時間を気にして早口になったが、言い忘れたことがあってもリカバーできた。

●質問された時に返せなかったから、次は無言で時間だけ経つようなことはしない。

 

●ロッカーによりかかった/鼻を紙でかいた/お辞儀を忘れたが、れいじが助けてくれた/大きい声で語れた。

●練習の時と比べて、どんどん話せるようになり、大きな声でできた。

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意外にも1・2年生たちが自分の行動を意識していたことが嬉しく、面白い発見でした(笑)。

テーマ学習はいつも終わりが始まり。

このリフレクションが次回につながっていくことでしょう!

YI

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