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私たちの紅葉山公園

タイトル:「紅葉山」見っけ隊
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「場の観察から私たちの生活が見えてくる。

[1年生]

プレゼンまであと1週間。
1年生は、初めてのプレゼンテーションです。
「ねぇ、プレゼンの練習ってしなくていいのかな。」
いよいよ今週末に迫ってきたこともあり、緊張も高まります。

「私たちの紅葉山公園」と題して、自分が観察してきて発見したことを語っていきます。

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そのときには、1枚の写真を見せることになっています。
これまで、自分たちのiPadを使って撮影してきたものから1枚を選びます。
iPad操作もなかなかのもの。週1回のIT学習の時間にマスターしたことを取り入れて、
撮ったものを「みっけたい」アルバムに収めていきます。
「どれにしようかな。」と迷いながらも「この1枚!」というものを選びました。

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「私たちの紅葉山公園って、なんで私たちなの?」という声に対して、
私たちって誰のことだと思う?と聞いてみると、自分たちのことを指しています。
ほかのTCSキッズは?と聞くと、うーんとどっちかなと首を傾げた感じになり、
公園で本を読んでた人は?と聞くと、「私たち!」「そうそう」と声があがります。
話を続けてみると、紅葉山公園を利用している人たちは、この「私たち」に入るといった
感覚を持っているようです。
つまり、TCSキッズが紅葉山公園を利用していれば「私たち」に入るけれど、
利用してないと、どっちかなと考えてしまうというわけです。

公園は誰でも利用できる。
ダンスをしている人たちは、なぜ紅葉山公園を練習場所に使っているか、
その理由として、話してくれたことは、
近所であること、そして、お金がかからないからということでした。

「遊園地はお金がいるけど、公園はいらないね。」
「中野区の人じゃなくても、使える。」
「この公園も遊園地みたいになればいいのに。」
「でも、走って休みに来ている人もいるし、本を読んでいる人もいるよ。」
「公園の人(警備員の人)が、ここは文化の発信地だっていってたし。」
「心の中の考えたことを外に出すのが文化ってことだったよね。」

これまでの観察を通して、見てきたこと、聞いてきたことがたくさんある中で、
今の自分が心に残っていることを口に出して話す。
これをプレゼンのスタイルを取りながら繰り返していき、
何を話すかポイントを押さえていきました。

自分の興味あるものがここ紅葉山公園にはある。
この公園は自分にとっては、ダンスをしている人たちを見るのを楽しむ場所。
でも、ダンスをする人にとっては、練習する場所などなど、
自分なりに捉えた「私たちの紅葉山公園」を語る準備ができていきました。

初めてのプレゼンにドキドキしながらも、「やるぞ!」という気持ちでいっぱいの様子です。

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TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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