ボーダーレスとは国境がないこと。世界中のできごとがボーダーレスにわたしたちに関わってくることを「人権」をキーワードに探究してゆきます。

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ボーダーレスってどういうこと

タイトル:Borderless World
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「人権は自由、正義及び平和の基礎である。」

[5年生]

「北朝鮮が核ミサイルを発射した」
「シリアをロシアが空爆した」
「ヨーロッパに難民が流れ込んだ」

毎日のように報道がされます。しかし、それはどこか対岸の火事。

「大変だよねえ」

とは思うものの、われらごとではありません。

「北朝鮮、おかしいよ!」

挑発行為を繰り返す近隣国に対しては。厳しく非難はするものの、これもまた他人事。相手が悪いからこうなる!俺たちに被害を与えるな!という自己保身から発する言葉しか出ません。

今の日本は、なんだかんだ言って、自由だし、裕福だし、結構いい暮らしができている。そんな僕たちを邪魔しないで……そして、よその事には関心が向かない。向いたとしても「同情」までで、ともに解決しようという意識は高まらない……という内向きの発想が日本人を覆っていると言っても過言ではないでしょう。

今回のテーマ、ボーダレスワールドは、近くも遠くも関係なく、世界で起こっている紛争や貧困などの問題は、相手の問題ではなく、わたしたち全員に関わってくる問題。ゆえに「ボーダレス」で「グローバル」な問題なのだということを考えてゆきます。

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まず、現在、起きている国際紛争がどういう経緯で起こってきたのか。それを理解することから始めます。そのための教材は、NHKの『映像の世紀』。

大国が自国の覇権を拡張するために、そこに民族問題、宗教問題が微妙にからみあって、いかに「紛争」が準備されていったかを見ます。

ヒトラーが悪い!ととらえることは簡単だが、実は、第一次世界大戦後のアメリカの対応。それも政府ではなく、経済的実権を握っていたウォールストリートの思惑が、ドイツを追いこんでいった。それがナチスの台頭を許したのです。また、パレスチナでの問題は、イギリスがアラブの人々とユダヤ人との双方においしい話を投げかけ、最終的にはパレスチナ人を裏切る形で、イスラエルを建国してしまったことで、いまだ紛争が消えずにいます。さらに、石油のような資源をめぐって、民族自決という大義をめぐって、泥沼の対立が引き起こされ続けている。いつまでも終わらない、負のエンドレスループに「全世界」はがんじがらめになっている。これこそボーダレスワールドの本質なのだということがいきなり明らかになりました。

「紛争ってつくられてきたんじゃん」
「どこかで無理矢理、断ち切らないとみんなが納得するなんてあり得ないね」

問題をどうしたら解決するかという議論すら虚しくなるような、複雑かつ混沌とした状況に直面。いつもとは異なる、テーマ学習の展開に、子どもたちはとまどいます。

「今回はね、プレゼンテーションのときに、こんな解決策を自分なりに考えた!なんていうことは言わせないよ。それこそ浮ついて、言葉だけの虚しい意見に過ぎないからね」

こうしたらいい!というアイデアベースですら、これだけ混沌とした国際紛争の解決策を思いつくことは難しい。せいぜい、有名な先生やシンクタンクの「見解」をまとめるのが関の山でしょう。なので、今回は、紛争がなぜ起き、いかに終結に向けてゆくかを「人権」という切り口で考えてゆくという「制約」を課しました。つまり、平和の実現は、人権をすべての人々に確保することを志向すれば成立する。逆に言えば、それなくして平和はないと考えてゆこうというわけです。

そこで、今回は、日々、思いついたこと、調べたこと、知ったことをジャーナルとして記入することに挑みます。A4版のノートを渡し、1日、見開き2ページ。かなりの広さがあります。もちろん、最初からうまく使いこなせるとは思っていません。しかし、これまで流してきてしまった思考をまず記録してみる。もし記録できないとしたら、それは考えていないと同じ。さらには関心を抱いていないことの証明なのです。思いつきメモが習慣化すると発想がどんどん豊かになります。大人になっても学び続けるための必須条件と言えるぐらい大事な習慣です。その習慣づくりに挑みつつ、人権についての理解を深める。コツコツと考え、じわじわと記録し、浮ついていない知識を身につける「探究修行」スタートです。

RI

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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