絶滅危惧という事態が
自分たちのごく身近で
外来種が在来種を駆逐する
という形で生じている
ことを知りました。
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という形で生じている
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[1・2年生] "> 身近で生じた絶滅危惧種 – 東京コミュニティスクール

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身近で生じた絶滅危惧種

[1・2年生]

絶滅危惧種について豊富な写真や資料を用いて説明してある学習用
ウェブページを発見。子どもたちとともに読み解いてゆきました。

その結果、明らかになってきたのは、絶滅危惧種が人為的な要因に
よって生じているということでした。人が毛皮を作るために、薬と
するために、あるいはペットにするために捕獲すること。娯楽とし
てのハンティング。食用にすること。さらには、人による開発、気
候の変化によって森林や湿地帯が失われてしまうこと、公害による
汚染という要因で、ある種の動物の生存が危うくなっていることが
わかってきました。

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しかし、それはどこまでいっても「どこか」の話。自分の住んで
いる「ココ」での話として受け止められません。そこで、実は、
自分たちが日々生活している周りで「絶滅危惧」という事態が生じ
ていることを実感するために、子どもたちにとってなじみ深く、
スクールからもほど近い、井の頭自然文化園水生物館を訪れました。

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かつてはこんこんと水が湧き出ていた井の頭池もすっかり水涸れ。
いまでは人工的に水を流し込んで浄化・循環している始末。水草
はなくなり、水深わずか1mほどの池の底も見えないほどにごって
います。

そんな環境変化によって井の頭池にむかし見られた動植物が消え
てしまったり、あるいは、いままさに消えようとする危機にあり
ます。昔見られたもの、昔は多くいたもの、反面、新しく見られ
るようになったものを実際に間近に観察して、井の頭池の変化を
知ろうという特設展示「井の頭池のむかし・今・これから」を
じっくり見学です。

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かつては当たり前にいたものの今は見られなくなってしまった
ウグイのような魚に手を触れてみたり、タガメやゲンゴロウを
見たり、環境の悪化によって消えてしまった水生生物を初めて
目にして大興奮の子どもたち。

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一方で、新しく増えている動物が存在していることを知り、
さらに驚きの子どもたち。

「蚕糸の森にいるカメだよ……」

スクール近くの池にもたくさんいるミシシッピアカミミガメは、
もともといなかった種類のカメ。アメリカザリガニ、ウシガエル、
そして……ブラックバスにブルーギル。

なんと今、井の頭池の約98%が、これまでいなかった新たな生物
で占められていることを知り、驚きはいっそう増すばかり。

「絶滅しちゃうやつがいるのに、増えちゃうんやつがいるなんて」

ある種の生物が消える反面、増える生物がいることに「違和感」
を覚えたのでした。

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ここで子どもたちは「外来生物」という言葉を知ったのでした。
人が直接捕獲したり、環境悪化で死んでしまうだけでなく、新た
な種が突然侵入してくることで、もともと住んでいた種が駆逐
され、絶滅危惧種になってしまうのでした。

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「わあ、これは大変だ!」

捕まえたブラックバスを解剖してみたら胃から大量のタナゴ
(もともと井の頭池に普通にいた在来種の魚)が出てきた様子
を撮影した写真を見て子どもたちは衝撃を受けます。

いったいどこから「外来生物」が来たのか?
外国から海を渡って川を上り、井の頭池に来たのか?
どうして「外来生物」が勝って「在来生物」が負けてしまうん
だろう?

子どもたちはゆさぶられ、本質に迫る問いが頭の中にうずまき
始めたようです。単に誰かが誰かを捕まえるという「1対1」
の関係では完結しない「生態系」というシステムの変化を考える
入口にさしかかりました。

RI

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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