【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】我が街の歴史は絶えずして、しかももとの街にあらず。
<テーマ学習> 概要
私たちが住んでいる東京は、かつて「江戸」と呼ばれていました。家康が「江戸」に入ったのは1590年。湿地が多く、まだ大きな町もなく、東京の中心までが海でした。そこで家康は埋め立てを行い、土地を増やし、城下町を大きくしました。そんな江戸の土地は地形改造を経て百万都市へと成長し、1868(明治元)年に「東京」と名を変えるも現代まで日本の中心であり続け、今なお変化し続けています。いつも何気なく過ごしている「東京」もフィールドワークを通して歴史の痕跡を辿ることで時代の変化を洞察し、見えることを手がかりに見えない背景を発見することができます。まさに「時空因縁の旅」の始まりです。歩き探すことを通して「東京」が都市となる基礎がつくられていった江戸時代へと遡り、その今昔物語を紡いでいきます。
今回は、今も昔も東京・江戸の中心であり、江戸城のあった皇居周辺から千鳥ヶ淵。そして現在もなお下町文化を垣間見ることができる谷根千から上野恩寵公園に至るエリアをフィールドワークします。ミッションは、現在の東京の特徴と機能をしり、その東京の歴史の痕跡と背景を発見し、ターニングポイントに気がつくこと。
「紅葉山見っけ隊」で培ってきた「発見」と「疑問」を繰り返す学びのアンテナを働かせ、「ココドコ」で身につけた地図情報の知識と空間把握の力を活かし、”東京の魅力”を再発見していきます。見つけ出した痕跡が何を意味しているのか、どうしてここに存在しているのか、情報を収集しながら江戸のまちを想像しつつ、現在に至るまでの変化を辿っていきます。最終的にはそれぞれが発見し、紡いできた”東京の魅力”を語ります。このフィールドワークから「見えるもの」を入り口に「見えないもの」を発見する洞察の旅が始まります!
YI
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)