【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】質の高いものづくりが喜びを生み出す。
<テーマ学習>レポート week1
【いい仕事って、どんなもの?】
身の回りにある仕事ってどんなものがあるかなぁということでスタートした今回のテーマ。子どもたちが「仕事」というものに対してどのように考え、どんな価値観を持っているのか?そんな問いから子どもたちのアンテナが働き出しました。
『身の回りにある仕事』の先行知識
『仕事への視点の違いによる価値観や思考』
自分にとってのいい仕事、相手にとってのいい仕事とは
先行知識の段階では、相手にとっていい仕事があまりイメージできていないようです。
役立つことがいい仕事、喜ばせることがいい仕事、全ての人にとっていい仕事は無い!など、客観的に見て考えた「いい仕事」は意見が出てきませんでした。
しかし、主観的に見た「いい仕事」については、
お金をもらうことへの評価や価値、そして自身の満足感とさまざまな価値観のいい仕事が出てきました。
『デスカッションからの派生』
このディスカッションが一番盛り上がったシーンが、「仕事にかけた時間で価値や評価が変わるか?」というシーンでした。
あるキッズは「時間かけた方がいい仕事になるし、その分いいものができる!」と話してくれました。そこから「いや!早い仕事ほどいい仕事だと思うし、余った時間で違う仕事もできる!」という意見が出てきました。
んー、確かに両者の言い分はどちらもその通りの一言。
でも、そこで他のキッズからの意見でこのディスカッションが深まっていきます。
「じゃあ同じお給料で考えたらどうなの?」というと「同じ給料でも時間をかけた方がいい仕事になる!」「いや!同じ給料なら早く終わった方が余った時間を好きに使える!」
んーなるほど!これも両者、甲乙付け難い!
さらに、「同じ給料ってことは、評価が同じってことだよね?それなら早く終わっても時間かけても、価値や評価は一緒じゃないの?」
「いいものはそんなに簡単に短い時間で作れないよ!」という意見に対し「いいものは短い時間でも作れるよ!作った方が評価は高くなると思うけど。」とディスカッションは深まっていきました。
『セントラルアイディアと探究の流れ』
子どもたちの中で「仕事」に対する考え方や価値観、そして「いい仕事とは?」質?価値?時間?評価?達成感?満足感?
一体何が大切なんだろう…
と、もやもやが溢れそうな状態で探究がスタートしました。
MH
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)