【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】互いの人権の尊重が、自由・正義および平和の基礎となる。
<テーマ学習 レポート>
【先行知識の確認:基本的人権とは?】
まず「人権」というキーワードからスタート。子どもたちの「人権」というキーワードをどう考えているのか、どんなことを知っているのかをあぶり出していきました。
出てきた発言の量は思っていたよりも少なく、そんな中で出てきた「差別」「人権問題」「何かするときの権利」「犯したら警察に捕まる」「テニスの大阪なおみ選手のことはニュースで見たことがる」「不味くても美味しいという」などでした。
「人」と「権利」がくっついた言葉という認識がその多くを占めていました。
【世界人権宣言を読み込み、その背景や歴史見ていく】
そして、世界には「世界人権宣言」というものがある事を知り、その内容に触れていきました。
「世界人権宣言」の中のもやもやと疑問をディスカッション。子どもたちから出てきた疑問は、
第25条「お母さんと子どもには権利があって、お父さんには無いから差別じゃ無い?」
第6条「動物には権利はないの?」
第13条「どこにでも住めるって言っているけど、今は外国にも行けないし、日本の中でも行けないじゃん!」
共感するキッズもいるし反対するキッズもいる。しかし、物事の考え方として、その条約の役割(Function)や機能と構造(Form)を見て考えていく事で、人のための権利であったり、お父さんのことは書いていないけれど意味として含まれているなど、役割として担っている場合があることに気づいていきました。
さすが5年生になってくると、ひとつ一つの言葉に対しての捉え方が様々でディスカッションの種となっていくのが面白いですね。
さらにweek2では、「世界人権宣言」を深掘りしていきながら、実際に起きている人権問題にも触れていき「人権」について考えていきます。
HM
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)