「築きに気づく」2年生テーマ学習 概要

その土地にある建物。

普段、何気なく目にしているものですが、漠然とみている感じがしませんか？その土地に立つ建物は、その土地の人々とのかかわりがあったり、人と建物をつなげたりと様々な関連性を持って存在しています。その建物に視点を向けると、点・線・面などの特徴や隠れた構造が見えてきます。そしてさらにその奥深いところには建物が建つときに定められたコンセプトも見えてきます。俯瞰してみたり自分視点で建物全体を見ることで土地と建物のつながりを感じることもできるでしょう。

私たちの生きている地球上には様々な現象と事象が存在しています。自然によって起きるものや人工的に起こるものなど、いろいろな現象や事象から影響を受けて万物は存在しています。そんな森羅万象と自然の摂理のもと、地球上に存在している建造物に目を向け、その構造や特性を紐解いていきます。

今回のテーマ「築きに気づく」では、様々な建造物を観察し考察します。そしてその物が受けている森羅万象と自然の摂理から起こる事象を理解し、構造や特性を実験をふまえて探究していきます。

まずは身近なところから川や海に架かる橋、そしてその土地に立つ建物、さらには有名建築家の手掛けた建造物と様々なものに目を向けて、その構造と共にある特性や目に見えない自然の摂理を学びます。

どのような森羅万象と自然の摂理を発見できるのでしょうか。建造物の強さだけではなく、その土地とのつながりや人との関わりから、真の築きに気づくことができるでしょう。さらにはアウトプットで「未来の街」を創造し、学んできた構造や特性を生かして、そのオリジナルの街をデザインしていきます。