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「お客様の笑顔を獲得せよ」5年6年生 テーマ学習〜レポート2

【学年】 5年生 6年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】事業の目的は顧客の想像である。

<テーマ学習  レポート2>

先日、ようやくできあがった事業計画報告書を持って、出資のお願いを保護者の方にするという大仕事がありました。

「厳しい質問がでた。」
「10このうち2つの質問には答えられた。」
「条件付きで出資金がもらえた。」などなど、報告があがってきております。ご協力いただきましてありがとうございます!

ほかの経営メンバーの力を借りずに自力で説明ができるかどうか、先週末のテーマを終えたあと「あ〜緊張するな〜。」といって挑んだわけでありますが、チャンスがあるうちは、スクールで検討し、出直しますのでよろしくお願いいたします。

それでも、ここに至るまでに、スクールから出資金を出してもらうため、カズさんに事業計画を説明する機会を2度設けてもらい、出直した2回目に条件つきで認可されたという経緯がありました。指摘を受けた箇所は、理解が曖昧だったり、詰めが甘かったりしていた点でした。OwnershipとResilienceを発揮したいところです。

最初に出した計画書です。

来客数が減っているのに、売上が高い理由は?
売上の見込み(お菓子・ゲーム)、来客数のイメージ(客単価:1人あたりいくら買ってもらえるか平均)はあるの?
計算した数値の中身を説明して、だから、これだけ貸して欲しいという話でないとお金を出そうという気にはならない。
安全性の工夫は話し合った?

質問にたどたどしく応えるものの、答えにならず。具体的なシミュレーションがまだまだだったことを実感します。

 

来客人数は本当に100人でいいのかどうか。

「自分たちが「ぎふ屋」で20分くらい楽しんだから、2時間の営業で6交代制くらい?店内は10人にする?」

1日60人で2日間で120人。

「時間が経ったら追い出しちゃうの?」
「それはできないよね。」

時間制にしてもお客様のことを考えれば厳密にはしたくない。また、それだけお客様がくるかはわからない。けれども、想定をして数値を決めないと計算はできません。「仮定して計算する」これは算数で出された問題を解くのとは感覚が違うため抵抗がある様子。

来客目標数を決め、客単価を決め、計算すると、、、売上が4万円?!

仕入れを繰り返せばできなくはありませんが、これだと、スクールからもらう金額が増えてしまいます。

話し合っているうちに、約束していた時間に。

ここまでできたけど、できなかったところもあり、正直に話して、アドバイスをもらうことに。

 

出資金が増えてしまうということは、スクールや保護者の権限が強くなってしまうということ。それでは自分たちで経営している責任が薄くなってしまうため、出資金は26000円が上限。

その中で、売上金の中で仕入れていくやりくりをしていけば、売上高4万円も夢じゃないかもしれません。

目標に達しなかったときは、罰ゲームを受ける、それなりの覚悟を。ということで承諾されたのでした。

「出資金額が変わったから売上金変えた方がいいかも。」

客単価からではなく、26000円を仕入れ金と考え計算すると、売上高は27714円。4万円がいかに大きな数字かがなんとなくわかってきた模様。

また、保護者の方から「本当に150人も呼べるの?」という質問が多かったことから、自分たちがいかにこの状況の中で宣伝活動を行っていくのか、工夫の必要性も見えてきました。

お金をいただいたからには、もうやるしかありません。

会計、広報、感染防止対策、ゲーム、商品管理と仕事分担をして、動き出します!

 

AN


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

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