【学年】 5年生6年生
【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】編集によって情報の価値は変わる。
<テーマ学習リポート>
編集の達人(その1)三木一馬さん[テーマ『Dear Editor』(G5-6)]
今回は、編集のプロフェッショナルでいらっしゃる三木一馬さんに「編集の仕事」そして「編集者の考え方」のお話を伺いました。
三木一馬さんは、世界13カ国以上で翻訳され、全世界累計発行部数が2200万部(2018年8月時点)を超えた電撃文庫の大ヒットライトノベル「ソードアート・オンライン」の編集者をされていらっしゃいます。
ソードアート・オンラインはNetflixやAmazon Primeでご覧いただけますので、ぜひ一度ご覧ください!
さて、子ども達と三木さんの会社、「ストレートエッジ」を訪ねました。
まずは、「出版社」が本を出す上でどのような役割を果たしているのか、丁寧にレクチャーしていただきました。
作家さんからいただいた原稿を編集して、本にまつわることの仕事全般を行って、「作家を勇気付ける」仕事だとおっしゃっていました。
このキーワードに全てが詰まっていますね!!
そして、今回は5・6年生が実際に「編集者」として他のキッズの物語を編集しているということを元に、「創作の掟」「編集の掟」を教えてくださりました。
「創作の掟」それは
自分の好きを他人に自慢する
ということです。自分が好きなもの、をとことん追究して、それを「ドヤ顔で広めようとする」そんな姿勢こそが、「創作」をしていく上で最も重要なこと。
そして、「編集の掟」それは
好きという気持ちを掘り下げる
ということです。「これが好きだから披露したい!」と思っている人にはそれを好きになる何かしらのきっかけがあるはずです。
「編集者の仕事は、作家からいくらでも湧き出している泉をもとにして、井戸を掘ってあげる、そういう仕事なんだ」と三木さん。
話を聴きながらキッズは真剣にメモをします。
そのお話のあと、質問タイムをくださいました。
質問には、
「いい編集者とそうでない編集者を分けるのは?」
「話がうまく行き過ぎてしまうときにはどう編集したらいいか?」
「作家に質問しても解決しないときはどうしたらいいか?」
などなど、実体験を伴っているからこそ出てくる質問もありました。
今回三木さんからたくさんの話を伺って、さらにここからレベルアップした信明楽協編集部は、仕上げに向かって頑張ります!
TY
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版