【学年】1年生
【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】 場の探険から私たちの生活が見えてくる。
<テーマ学習レポート>
テーマ(G1)「紅葉山」見っけ隊_week3
3週目の初日は、なんと雨の日でした。実は探検に行けるかヒヤヒヤしていましたが、小雨なのでもちろん探検決行!(笑)
これまで、いろんな発見をしてきたキッズたちですが、今週は、さらなる発見ができるようトライしていきます。
そのひとつめが、「紅葉山公園といえば、これ!」を探すこと。「他の人が知らない、自分だけが見つけたもの」を探していきます。
さぁ、隊員たちはどんな方法で探検していくのでしょうか!
なにかを手帳に書き込んでいる、S隊員。
聞いてみると、頭の上に広がる「緑のもみじ」を発見したとのこと。
同じく頭上にある木ですが、よくみれば幹の出っ張り部分が「魚の口」に見えるとのこと。こちらは、M隊員からの報告です。
とそこへ、道の真ん中にクジャクが羽を広げたような物体が!! 近づいてみると、、、
その正体は、なんと傘の影に隠れてメモしていたK隊員でした(笑)
日付が変わり、晴れた日でも、公園にかかる橋の上に登ってみたり、池を見下ろしてみたり、隙間から覗き込んだりしながら、様々な見方にチャレンジする隊員たち。等身大の自分目線だけじゃなく、顔をあげたり、視線を下げたりするだけで、またひとつ見える世界が広がることを体感していっております。
では3週目の最後は「じっくりと観察してみよう」にトライ!見慣れたものや場所でも、ひとつのものをじっくりみてみると、どうなるでしょうか?
R隊員が見つけたのは、滑り台上の「きつね」。板と板を留めている部分が、みればみるほど顔に見えてきたとのこと。(たしかに!)
こちらは、広場にあったアリの巣。何気なく目線をずらせば、すぐ隣にもアリの巣。あれれ、よく見るとまだまだいくつもアリの巣があいているぞ??
灯台下暗しとはこのことで、よく見なければ見過ごしていたかもしれません。
はたまた、こちらは鳥の巣箱のよう。しかーし、暖隊員が重大なことに気づきました。「ねぇねぇ、下があいているよ!」 まさかの床がない巣箱、一体どういうこと?謎が深まります。
観察していると、他にも気づくことがあります。例えばこのノボリ。「ラジオ体操やってます。ご一緒にどうぞ」と書いてありますが、一体いつやっているの?誰がやってるの?どうやったら参加できるの?
あるいは、「犬を園内に入れないでください」の看板。なんで人間はいいのに犬はだめなの?などなど
よく観察することで、ものにまつわる疑問や考えられるストーリーが、浮かび上がってきました。
そこで、今までの発見から出てきた「気になるはてな?」をみんなでどんどん出していき、それぞれ「今いちばん知りたいはてな」をシェア。
そのあと、「わからないことを知るためにはどうしたらいい?」という、調査方法について、みんなで意見を出し合いました。
「自分で見る、考える」ということはすぐに思いつくのですが、それ以外のアイデアがなかなか出てきません。しかし、「人に聞く」、「本でみる」ということも大事な調査方法だという意見が出てきました。
ということで、自分が「今いちばん知りたいはてな」について、【なぜ知りたいのか】、【どうやって知るのか】を考えてみることに。
思うように筆が進まない隊員もいますが、さぁ、ここから探究への旅の醍醐味が始まっていきます。
連休に入ってしまいますが、見っけ隊は日々が探検のようなもの。自分のアンテナは常にぐるぐるさせておいてね!ということで、4週目を楽しみに待ちたいと思います。
<テーマ学習レポート>
テーマ(G1)「紅葉山」見っけ隊_4week
さて、GWが明けて久しぶりのテーマ学習!いよいよ4週目に突入です。ちょうど前回、「自分が今いちばん知りたい、気になること」について書き出したこともあるので、、、、今回はチームに分かれて実際に調べにいくことにしました!
1】公園チーム
2】紅葉山文化センター:なかのゼロチーム
これまでは、”自分の目”で見て観察する「調べ型」にトライしてきたキッズたち。しかしここからは、その「調べ型」の幅をぐぐっと広げていくことにチャレンジしていきます。
(どうやら初めてなかのゼロに入ったと思しき、見っけ隊員たち)
まずは、紅葉山文化センターチームから。
こちらはひとまず図書館に行き、「紅葉山文化センターのことを知りたい」と司書さんに説明。すると書庫に案内してもらい、「なかのゼロ」に関係する資料を見せてもらいました。しかし、その場で見て終わりではなく、参考資料としてしっかり”印刷”までしてきたこのチーム、ナイス!
一方、公園チームは”管理事務所”を探すために、まず警備員さんに聞いてみました。とても優しい方でしたが、「わからない」とのこと。諦めずに「なかのゼロ」にあるお客様カウンターでも聞いてみましたが同じくわからないとのこと。なぜなら、紅葉山公園は「中野区役所」の管轄だからということがわかってきたのでした。
そこでなんと、、、実際に中野区役所に電話をしてみることにもチャレンジ!見っけ隊員代表として「寛太」が挑戦しました。顔が見えない相手だけど、知りたいことを電話口で話す様子は、まさにPlayfulnessとResilienceそのものでした。
4週目の最後には「一人ひとりがプレゼンで発表したいおすすめの場所やもの」を、決定することにしました。
そうと決まれば、あとは「ここぞ」と決めたひとつの場所をさらに観察し、新たな「モヤモヤ」を「発見」にかえていく。そんな大切なミッションに取り組んでいきます。
MK
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(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より年間のテーマ学習内容をご覧いただけます。