【学年】5年生
【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】私たちが今こうして生きていることこそが奇跡である。
<テーマ学習レポート>
人類誕生の歴史を辿る
テーマ学習「似て非なるもの」では、まず私たち人類がどのようにして生まれてきたのか、NHKスペシャル「地球大進化」を観るところから始めます。
地球大進化は全6回のドキュメンタリー番組で、ナビゲーターの山崎努さんと一緒に、地球の成り立ちと生命の歴史を辿ることができます。
毎回その映像を観た後に、一人一枚のスライドにそれぞれが「奇跡だ!」「すごい!」と思ったことをまとめていくことで、各自の学びのポートフォリオを作成することにしました。
それぞれの回におけるキッズ作のスライドの一部を紹介しながら、地球大進化の歴史を辿ってまいりましょう。
第1回 「生命の星」
私たちの先祖様、最初の姿は「微生物」バクテリアでした。地球が周辺の大きい隕石との合体によって、なんども大地は灼熱の地獄になったにも関わらず、私たちのご先祖様は生き延びました。
第2回 「全球凍結」
なんとか生き残った先祖様のバクテリア。海の中にいたバクテリアを待ち受けていたのは、地球全体が凍りついてしまう「全球凍結」でした。
しかしこの「全球凍結」があったおかげで、私たちのご先祖様のバクテリアは集まって単細胞から複合細胞生物へと進化し、そして「脊椎」を獲得しました。
第3回 「大海からの離脱」
脊椎を獲得し、魚類となった私たちの先祖様。しかし、母なる星、地球が与える試練をまたも受けねばなりません。一つは、巨大な魚の餌食になってしまったこと、もう一つは、プランクトンの大量繁殖による窒息でした。
私たちの祖先は逃げるようにして海から陸へと上がったのです。
第4回「大量絶滅」
陸に上がった私たちのご先祖様は「哺乳類型爬虫類」という形で繁栄を極めていた。しかし、「隕石の衝突」によって一度絶滅してしまい、時代は「恐竜」の時代に変わりました。私たちのご先祖様は恐竜たちに見つからないように小さい体で逃げて生き延び、再びの「隕石の衝突」からも逃れることができました。
第5回 「大陸大分裂」
隕石の衝突と大噴火によって絶滅した恐竜たち。恐竜がいなくなった後、哺乳類の繁栄が始まるかとおもいきや、肉食の巨鳥が食物連鎖の頂点にたちました。しかし、「集団で狩りをする肉食の哺乳類」が地球温暖化によって大陸を渡り、巨鳥を絶滅させます。そして哺乳類の時代が幕を開けました。
そんななかでも私たちのご先祖様たちは木の上に逃れ、飛び移るための目を発達させました。肉食獣から逃れなければならなかったのです。
第6回 「ヒト」
私たちのご先祖様は猿から類人猿へと進化する。しかし、類人猿になったとしても苦難の連続だった。まずは食物。草の根っこを食べるパラントロプスと生き物の死骸を貪るホモエルガステル。そして、力強く知能も高いが個体で生活するホモネアンデルターレンシスと少し知能が低いが集団で生活する私たち、ホモサピエンス。
どのような性質が生き残ることにつながるのかは、だれにもわからない。
今の人類になるまで約40億年。地球ができてからは46億年。長い時間をかけてようやくここまできた私たち、今こうして生きているこそが奇跡ではないでしょうか。
TY
——
(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より他のテーマ学習内容をご覧いただけます。