【学年】 ５年生・６年生 【探究領域】 社会寄与
【セントラルアイディア】 「私たちは私たちを私たちのために治めている。」
本テーマ学習のスタート直後の週末に衆議院議員選挙の投票日があります。前回の選挙では、テレビの報道でデモに参加する若者の姿が捉えられていましたが、現実は、平成25年に内閣府が日本，韓国，アメリカ，英国，ドイツ，フランス，スウェーデンの７カ国の13歳から29歳の男女を対象に行った調査によれば、自国の政治に「非常に関心がある」と答えたのはドイツの23.1%を筆頭にアメリカ22%、イギリス19.9%と続く中、日本は７カ国中最低で唯一の一ケタの9.5%となっており、日本の若年層の政治への関心度が高いとは言えません。
また、問題は若年層だけではありません。民主主義の下、私たち国民は政治に参加できる権利があるにも関わらず、投票率は長期のトレンドで見れば低下傾向が続いていることや、参加したとしても人気取りのスローガンや偏った情報に安易に流されやすい「衆愚政治」に陥る危うさを感じずにはいられません。
このような現状の中で、私たちは本テーマ学習において、日本の政治の仕組みや歴史に関する基本的な知識を理解し、日本を取り巻く政治状況について建設的な議論を積み重ねることで、理解を深めるとともに私たち自身の思いの所在を追究し、政治により深い関心を持つ主体的市民としての第一歩を踏み出します。
KK