タイトル:理して利する
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:則を学びて行わざれば即ち罔し、行いて則を学ばざれば即ち殆し
[3・4年生]
ものが落ちたり、転がったり、ぶつかったり、はずんだりする「運動」には地球上の「物理法則」が働いています。私たちは知らず知らずその「法則」を意識していて、遊びを通じて「法則」をさらに深く理解していきます。
今回のテーマ学習はそのような自然法則=原「理」を知り、それを活かした装置をつくることで、法則を活かして物事をとらえ、考え、つくれるようになるマインドを育ててゆきます。
最終的な成果物はなんと「ピタゴラ装置」。もちろん、直観と遊び心を全開にして面白い形とアイデアを試すのはOKですが、そこに必ず、てこ・てんびん・滑車といった自然法則を活かして力を維持・変換する装置をつかうことを条件とします。また、装置のアルゴリズムを理解し……というとおおげさに聞こえますが、設計図をつくり、自分の意図を法則を理解しつつ実装します。この過程で必ず起こる不具合をしつこく修正し、うまくいくまで何度でも調整し続ける知的なレジリエンスとグリットを発揮するのも学びの重要な要素です。
プレゼンテーションでは、子どもたちがつくりあげた「大装置」を披露する予定です。お楽しみに!
RI
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。