タイトル: 信じるカネ?
探究領域: 社会寄与
セントラルアイディア:価値の移転は信頼によって成り立つ。
[3・4年生]
お金を通して信頼について学ぶ。そのために自らが使い手であり、運営の責任者でもある「コミュニティマネー」を作ってみたらどうなるか考える。そんなテーマ学習が終わりました。
今回、この学びを通して、お金自体にも「信頼」がないとダメだし、それは運用し、使う側の「信頼」によって裏打ちされている。それは「円」も、「TCSコミュニティマネー」も同じなんだ!ということが子ども達の心に刻みこまれました。
お手伝いや勉強、誰かを助けてあげることまでポイント化してしまうなんてどうなのかな……
プレゼンテーション後のフィードバックで、多くの方が指摘していました。
しかし、子どもたちは、そんなことは百も千も承知。でも、「ポイント化」してみることで「価値」を実感できる。価値を数値化するのは、それによっていかに自分が価値を提供してもらっているか知り、また、自分が価値を提供してもらったり、提供したりできているかふりかえるためです。
「こんな仕事にこのポイントか……」
と考えてみるといろいろなことが見えてくるのです。
「ポイントを得るのが目的じゃない。ポイントを通じて信頼をつくりあげてゆけるかもよ」
そんなギリギリの思いがTCSコミュニティマネーには込められているのでした。
まだ「提案」止まり。でも実際に「運用」してみないと実感できないでしょう。
「TCSコミュニティマネーつくってみないとなあ……」
「信頼って本当につくるの大変だねえ……」
そんなため息がもれながら、なんとか前進してゆくしかない。いつもながらの「終わりが始まり」。実践に向けてのスタートです。
RI
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。