タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」
[1年生]
2週目はいろんな葉っぱを注意深く観察することで葉っぱの葉脈や傷や色などをよくみていきました。
それを活かして3週目は紅葉だけにしぼって注意深く観察していきます。。
やはり紅葉にも葉脈があって、傷などもあることを発見しながら書いていきます。
紅葉で特に難しそうなのは周りのギザギザ部分である鋸歯です。子どもたちは見ながらというよりはギザギザと書いているようで向きは実物とは違うように感じました。
紅葉山公園ではイロハモミジとオオモミジそしてシダレモミジがありますが、イロハモミジとオオモミジを見ている子どもたちは「どっちがオオモミジだ?」「これはどっち?」と声が聞こえてきます。
ではどう違うのかを比べて見ると、
「オオモミジの方が色が薄い」
と色を比べたり
「オオモミジの方が鋸歯がくすぐったい」
と自分の首にあててみたり
「裏からみるとイロハよりオオモミジの方が側脈が見えやすい。」
「でも細脈はイロハの方が見えやすい」
「表はイロハの方が側脈も細脈も見えやすい。」
など話しながらよく見ていくと、比べるだけでも面白い発見がありました。
モミジの見分け方を見たら次は他の葉っぱとモミジを比べてみます。
「モミジはさきがちょんとでていない」
「モミジは丸くなっていない」
など出ている中で「先が丸い」という意見がありました。
みんなが「丸くないよ!」と言うけれど、よく聞いてみると細長くなっている先が丸いか尖っているものの両方があることを説明してくれて、みんなで自分のモミジをよく見てみると、実際に丸いものと尖っているものがありました。
「本当にあったよ。」と驚いてみんなで笑い合いました。
他にも主脈・側脈・細脈の違いについて話していると、
「長さが違うのかな?」
「いないといけない度が違うんだよ。」と話しながらみんながルーペを使ってモミジを凝視して観察していました。
そのように他の葉っぱと比べて観察し発見したことをもう一度表現していきます。
始めはギザギザをただ書いていた子も観察しながら見えるものを書こうと必死になっていました。
そして今週よりモミジ日誌を始めました。
テーマのある日は自分の決めたモミジを観察して記録していきます。
どのように変化していくのか、6本のモミジの木の日誌は楽しみです。
来週もモミジをよ〜く観察していきたいと思います。
MI
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。