[3・4年生]
このテーマでは椅子製作を通して”いい仕事”とはどういうことなのか探究していきます。
家具工房を訪れて職人さんの仕事を見たりお話を聞いたりしながら自分なりの”いい仕事”を探究し、モノ作りに励みます。
1週目となる今週はまず”自分が大切にしているモノ”と”自分が大切にしていないモノ”について考えることから始まりました。
『ゲーム、家具、マンガ、折り紙の完成作品、ヴァンガード、布団、服、』など大切なものと『読み終わったマンガ、はけない靴、食器、チャレンジ(ドリル)、電気(節電していない)』などの大切にしていないモノの違いは何なのかそれぞれの意見を話し合いました。
子どもたちが大切にしているモノは『思い出があるから、おばあちゃんがくれたものだから、趣味のモノだから、高級だから、自分が持っている力を出して作り上げたモノだから、無いと困るから、気持ちがいい布団だから』など沢山の理由が挙がりました。その他にもモノは気に入らないと大切にならないなどの意見もありました。
TCSで最も大切している3つのルールに『自分を大切にする。人を大切にする。モノを大切にする。』というものがあります。自分が一生懸命物作りに取り組んでいく過程で”モノを大切にする”という認識がどう変化していくかということも見ていきたいところです。
2日目からは練習課題としてブロックボックス(立方体の棚)製作に取りかかりました。
まずはスケジュール計画をしてから製作する上での大切なルールを子どもたちと考えました。
いろいろなアイディアが出ましたが、その中から3つに絞り「1.ケンカをしない 2.手を切らない(ケガをしない)3.スケジュールを守る」をエッセンシャルアグリーメントとして決めました。
棚作りの作業は寸法を測り丁寧に木材に線を引いていくところから始まります。
慎重に線を引きますが、少し曲がってしまったり子どもによっては早速苦戦しています。
来週はノコギリやヤスリを使って棚製作も本格スタートです⭐
YI
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。