[4・5年生]
今週はまず先週見学させて頂いた注文家具工房『エミケン』さんのお話の振り返りからスタートしました。
まず『エミケン』さんで教えて頂いたこと、印象に残ったことをシェアしました。
『見たこともない機械がたくさんあった。家具を作るのにあんなにいろんな種類の機械があるなんて知らなかった。』
『焚き火をあんなに小さな紙で点けられるなんてすごい。木を上手に組んであるから点きやすいんだー。段取り八割だ。』
『いろいろ心得が貼ってあったよね。』
『見せてもらった椅子かっこよかった。』
そして教わった職人の心得を木の板に書きました。
できた心得は『良い加減』『型から入れ』『段取り八割』『作業をしている時の気持ちが作品に記録される』の4つです。
この『職人の心得』を、気持ちを仕事モードに切り替えるために正に型から入るということで作業前にみんなで唱和することにしました。
また、これから実践の日々が始まっていくのでその際大切にしていくルールを子どもたちに考えてもらい3つに絞りました。たくさん挙がったアイディアの中から子どもたちに重要だと思うものをみんなの合意の上決めてもらい、『安全第一』『周りを見よう』『命は一つ』がこのテーマのessential agreementになりました。
二日目からはブロックボックス(立方体の棚)を作成するミッションに取り掛かり始めました。まずはどんな工程が必要か考えていきました。『実物を見る→材料の寸法を測る→設計図を描く→材料に線を引く→切る→ヤスリで磨く→ダボとボンドで接合する。』
そして早速作業に取り掛かりました。
設計図を元に線を正確に引きます。まずこの段階で苦戦する子どもたち。線が斜めになってしまってはまっすぐ切ることはできません。そして材料を切り始める前にノコギリの練習をしました。子どもの体重だと一人で押さえながら切ることが難しいようでだんだんと木が動いてしまいます。切る人とそれを押さえてあげる人のペアワークが自然に出来上がりました。みんななかなか良いチームワークでやっています。5年生が4年生にアドバイスをしてあげながら見本を見せてあげたり一緒に手を動かしてあげたり。汗だくになりながらも自力で切り終え、そしてヤスリがけの作業もがんばっています。
来週はドリルで穴あけをして切断した板をダボで接続します。冬休み前にブロックボックス(棚)を完成させることが出来るでしょうか?乞うご期待です☆
YI
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。