特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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Reflection & Action

[3年生]

今週はまず前回の綿布切りボランティアの振り返りからスタートしました。
まずは、ボランティア中の様子を撮影したビデオをみなで鑑賞することに。

「うわっ、危ない!Sくんの親指、はさみに近すぎるんじゃないかな。」
「僕、余った布で遊んじゃってる。。」
「二人の間隔が狭くて、作業しづらそう。もう少し席を離して、作業した方が
よかったかもなあ。」

自分ではできていると思っていたことが案外そうでもなかったり。
ビデオというツールを使い、他者の目線を借りることで、自分の動きを客観的に
分析することができます。

次に
「動けたこと(できたこと)」
「動けなかったこと(できなかったこと)」
「良かったこと(次も続けること)」
「改善すべきこと」
というカテゴリ別に意見を出し、まとめていくことにしました。

IMG_0864.jpg

今回新たに評価シートという仕組みを導入しましたが、自分の動きを振り返る上で、
先方からのフィードバックは非常に役立ったようです。たくさんの意見が模造紙を
埋めていきました。

最後に評価シートの見直しが必要かを子ども達と話し合い、新たに項目を追加することに
しました。

「ハサミを上手に使うことができたかをもっと見てもらいたいなあ。」

実際にボランティアを経験することで、現場で必要とされるスキルや態度についての
新たな気付きがあることを子どもたちも実感したようです。

そして、二度目の綿布切りのボランティア。
前日の振り返りをうけて、自分たちの仕事の質をさらに高めるために行動を
変えられたかが重要になってきます。

一度経験していることもあり、子ども達は確実に作業をこなしていきます。
「こうしたら効率的よくできる」
「ハサミを使う時の手の位置を気をつける」
というように反省を生かして、多くの布を切ることができました。
担当の方も安心して作業を任すことができると感心されていました。

しかし、一方で、休憩時間を長くとり、机にうつぶせになる場面や
「疲れた」
「前回より時間が長く感じた」
という発言も聞こえました。

二度目ということで新鮮さが薄れるのは当然のこと。
単調な作業ならなおさらです。そこでどうしていくかが問われてきます。
それは自分の心の構えの問題といってよいでしょう。
「とことん」動くための一つのハードルが見えてきました。

来週からは、和田ふれあいの家にボランティアで伺います。
「相手」と接する中で、自分達に何ができるかを考えることをより一層求められる
現場になります。
子ども達とのボランティアの実践の日々は続きます。

HY

TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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