映画を通じてどんなメッセージを伝えるかがぼんやり見えてきたところで、
今回はプロの方から映画作りのいろはを学びました。
現人としてご協力いただいたのは、高校時代から自主映画の制作経験があり
現在はプロの映像作家として活躍されている石井満さんです。
「映画は何をやってもいい!とになく自由なものであること」
「怒りを表すために怒った目をアップで撮ったり、鉛筆をへし折る映像を撮ったりすることで
言葉に頼らなくても映像で伝えることが可能であること」
「企画が決まったら、シナリオを書く前に題材について徹底的に調べ上げるシナリオハン
ティングという課程が大切であること」
と映画作りのヒントとなるエッセンスをたくさんいただきました。
一通りのレクチャーが終わったところで、今度は石井さんから
「それでどんな映画を撮ろうと思ってるの?」と問いかけられました。
プロを目の前にして自分のアイデアを話すのは
なかなか緊張するものです。
今温めているアイデアは、誰もが知っている有名な童話をモチーフにしたものなのですが
あらすじを話し終えたところで、石井さんが一言。
「メッセージが原作を超えてないよね。それだと脚色している意味がないな~。」
それでもただ突き放すだけではなく
「人を笑わそう、見てもらおうとする前に自分が納得できるものであるかが大切だよ。」
「完成した作品を見せてもらうのを楽しみにしているからね。」
と最後には、励みになる言葉をいただきました。
刺激をもらった翌日にはシナリオハンティングの為に図書館に出かけ、題材を徹底的に調べる作業に入りました。
公開日まで残り5週間。
次週はシナリオ作りに取りかかります!!
AU
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