【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】私たちは生かされ生きる存在である。
<テーマ学習> 〜概要
子どもたちの顔立ちや背の高さ、体のつくり、運動の得意・不得意など、私たちは皆、それぞれに異なる特徴を持っています。その中には、お父さんやお母さん、さらにはおじいさんやおばあさんと似ている部分もあるでしょう。こうした特徴は、遺伝子によって親から子へと受け継がれています。
19世紀、グレゴール・メンデルが「メンデルの法則」を発見して以来、遺伝の仕組みは大きく解き明かされてきました。現在では、私たちの身体的な特徴だけでなく、性格の傾向や味覚、さらには「幸せの感じ方」にまで関わる遺伝子が次々と見つかっています。しかし一方で、遺伝子によってすべてが「決められている」わけではありません。
私たちは、数えきれない生命のつながりの中で「生かされて」いる存在でありながら、自らの意志と選択によって「生きる」存在でもあります。受け継いだものをただ守るだけではなく、自分の生き方を通して、新しい価値や生き方を未来へと紡いでいくことができるのです。
今回のテーマ学習では、遺伝の仕組みを通して、自分が生かされていることの尊さ、そして自ら生きることの力強さを実感しながら、私たちは「私たちをどう生かしたいか」という問いに向き合っていきます。学びの集大成として、子どもたちはそれぞれの思いを「We Are the World」のメロディーにのせて表現します。
YH
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2025年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)