【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】禍福は糾える縄の如し。
<テーマ学習> 〜概要
四季折々に姿を変えては多様な動植物を生み出して育む日本という土地。燦々と太陽の照る夏は私たちにエネルギーを与えてくれますが、一方で今年のような酷暑は熱中症などの危険もはらんでいます。実りの秋には台風によって被害が出ることもあれば、それによって水資源が増え、海や川の生態系にも良い作用があります。冬の雪の厳しさも、春に向けた水源であり大地にとっての休養でもあります。そしてその厳しさを越えた春には新しい生命が多く芽吹きます。自然には私たちに恩恵を与えてくれることもあれば、命に関わる脅威となりうることもあります。そんな自然への畏敬の思いから神様や御神体を祀り祈ってきた日本の風習が生まれたのも頷けます。
そんな私たちの生活と切り離せない自然ですが、どれくらい私たちの生活と密接に関わっているものなのかを明らかにしていきます。自然と共に生きていくことで芽生えた生活様式や食文化などに触れつつ、恩恵だけでない脅威の側面があることも学んでいきます。自然の恩恵と脅威の両方の観点があること、それぞれの受け止め方を子ども達自身も考えていきます。地震や雷、噴火や台風などどうしようもない脅威があることを受け止め、私たちはどのように備え、対応していく必要があるのでしょうか。
自然と人間の共存、共生を模索し続けていく6週間となることでしょう。プレゼンテーションでは自然の恩恵と脅威、それぞれの切り口から6週間の学びを語ります。
KO/YH
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)