【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】事業の目的は顧客の創造である。
＜テーマ概要＞
今回のテーマのセントラルアイディア「事業の目的は顧客の創造である。」は、経営学の父とも呼ばれるP.F.ドラッカーの言葉です。ヒット作品や成功するビジネスモデルなど日々入れ替わっていく中で、今から７０年近く前の時代を生きたドラッカーの言葉が今も多くの経営者から支持を受けているのは、それだけこの言葉が本質的であり、かつ、実現することが難しいことに他なりません。事業の目的と言われている「顧客の創造」とはなにか？そして「顧客の創造」という目的を達成するために私たちは、なにをすべきなのかを６週間の中で探究していきます。
本テーマ学習は、TCSテーマ学習プログラムの「社会寄与」探究領域最終テーマとなります。「豊かな社会生活を実現するために私たちは何ができるのか？」ということを学んできた集大成として、今までの知識を総動員させて実際の事業に挑戦します。事業計画の立案や資金調達の実施、市場調査や商品選択から仕入れ、販売、在庫管理など、事業を行うために必要なことを、自分たちで意思決定し、実行していきます。
実施する事業は駄菓子屋。自分たちにも身近な商材を扱って、４日間の営業を実施します。市場調査などのマーケティングを通じて、顧客のニーズに応えるだけでなく、自分の厳選したオススメ商品の提案にも挑戦し、最終的には、それらのプロセスを事業報告書にまとめ、出資者に向けたプレゼンテーションを実施します。
この６週間で私たちは、自社視点での戦略や利益の実現と、顧客ニーズへの対応との狭間で揺れながら、意思決定を迫られるでしょう。しかし、その揺らぎこそが「事業」とは、そして「顧客の創造」とはなにか、という問いへの最適解に近づく、重要な一歩であることを学べるはずです。
YH
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（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）