【学年】1・2年生 【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】メッセージは抽象化によって凝縮して伝えることができる。
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<前半:サイン探し〜サインの分析>
私たちの身の回りには、文字が読めなくても、それを見れば何を伝えようとしているのかがわかる「サイン」があふれています。言葉以外の方法でも私たちは意思を表現して伝えられることを、このテーマで学んでいきます。
まずは、現時点で持っている知識を共有しました。自分が思う「サイン」をスクール内で探していきます。
撮影したものをひとつのファイルに集めてみると205個にもなりました。
人に伝わるものというイメージは共通していて、知っている人に伝わるもの、誰にでも伝わるもの、略されているものなど、それぞれに思う「サイン」が集まりました。
スクールの中だけでも、サインと思われるものはたくさんあったけれど、わかるサインとわからないサインがあることも確か。サインは誰かに伝えるもの。特定の人にだけわかるサインもあれば、みんながわかるサインもあります。
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ということで2週目は、みんながわかるサイン集め。サインのひとつであり、日本が発明した「ピクトグラム」を紹介しました。ピクトグラムは、誰にでもわかるようにつくられた絵による案内表記であります。
わかりやすく簡単な絵になっているサイン、ピクトグラムを探しに外に出発!
見つけたサインはiPadで撮影していきます。
集めたサインをどう受信したのか、各自でサインを解読していきます。
撮った写真をグーグルドライブで共有しているので、個々人のiPadで見ることができます。
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自分たちが集めてきたサインは、わかりやすい?それともわかりにくい?
グループに分かれて意見を交わしながら分類していきます。
今回使ったツールは座標軸。縦軸に「わかりやすい」・「わかりにくい」を、横軸に「絵が具体的か」・「絵が抽象的か」を置きました。
抽象って何?と言葉は難しいながらも、詳しく細かく描かれている絵か、それとも見れば伝わる特徴を抜き出して描かれた簡単な絵なのかで分類していきました。
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セントラルアイディア「メッセージは抽象化によって凝縮して伝えることができる。」に到達するために、最終的に彼らが目指すことは、ピクトグラムをつくることです。そのために、集めたサインを分類して、わかりやすくて、抽象化されたサインをお手本にしていきます。
わかりやすくて且つ抽象的なサインとして分類した部分から、ひとつを選び、サインに込められたメッセージを言葉にすること、サインにかかれている絵を具体的に説明することに挑戦しました。
抽象化されたメッセージを具体的に言葉で説明することを通して、具体と抽象の理解に繋げます。
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レポート(2)に続く
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