特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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「目からうろこ」4週目

【タイトル】目からうろこ 【学年】2年生 【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】我感じるゆえに我あり。
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いよいよ高尾山でのフィールドワークに出発です。テーマ学習初日に行ったフィールドワークではほとんどの発見が『視覚』によるものだったことを自覚した子どもたちですが、高尾山ではどのような発見が待っているのでしょうか?

「あ!ピロピロピロって鳥がないてるね!」
「サーサーって川の流れる音も聞こえるよ!」
自然の中で耳を澄ませば、いくつもの種類の音を感じ取る音ができます。

「あっ!さっきの川の音と違う音がしているよ。場所によって音が違うんだね。ここはジュワジュワってなってるよ。」
仲間の発見に誘発されて発見が連鎖していくのもグループフィールドワークの醍醐味です。

そしていつしか発見合戦ムードになってくるのがお決まりの流れの一つ。
「看板に書いてあるけどさ、あの斜面に生えてる葉っぱは”シャガ”って言うんだって。”シャガ”は根っこがしっかりしてて土砂崩れが起きないようにしてくれてるんだって!」
「すご〜い!シャガのお陰様じゃん!シャガ様〜!!あざ〜す!」と盛り上がる一同。

しかも後でシャガの話になると、ある子はシャガの味をぺろりと確かめたそうで、その味は女王アリのように苦さが強くちょっとしょっぱいとのこと(笑)。
五感を使っている点は素晴らしく、言語表現も工夫を感じますが何でも味覚を使って調べるのはちょっと・・・(笑)

木の幹に耳をあてて水分が内部を流れる音を発見した男の子は大興奮。ピキピキチロチロという音が聞こえるとのこと。

コケの湿った手触りを感じたり、様々な木の葉の表裏の色の違いや手触りを言葉にしたり、切り株の年輪を数えて何年前の木なのか想像したりしながら疲れも知らずあっと言う間に時間が過ぎました。

「自然の歌みたいに音が色んな方向から聞こえてきたね。」とNちゃんが振り返りで話してくれた言葉が印象的です。
さあ5週目・6週目とプレゼンテーションに向けてフィールドワークで感じたことや発見したことを振り返り、抽象化していきます!

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