タイトル:Borderless World
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:人権は自由、正義及び平和の基礎である。
[6年生]
Borderless Worldときくとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
トランプ大統領が一部「テロ支援国家」とした国民の入国禁止令を大統領令でだす。
ドイツの難民キャンプの周囲にバリケードを築く。
ここ数年は「グローバル化」や「インターナショナル」と言われたように、
輸送手段も通信手段も高度に発達した現代の社会では、
個々人のBorderはすでに取り払われてしまっています。
その反面、個々人のつながりから「小集団」と「大国」の戦いが激化し、
「イスラム国」の建国や、多発するテロ、やまない紛争、イギリスのEU離脱。
世界は線引きを再び始め「自国第一主義」の芽が出ています。
そんななか、一見遠い国の世界の話でありそうな「紛争」の問題は「人権」という問題で私たちの日常生活とつながっています。
私たちは「人権」が守られていると信じていますが、果たしてそうなのでしょうか。
私たちは「人権」を守っていこうとたゆまぬ努力を続けない限り、突然の悲劇、惨劇に巻き込まれてしまう結果になってしまうかもしれません。
Borderless Worldでは「世界人権宣言」を徹底的に読み込み、その出来た経緯、宣言の意味について徹底的に理解を深めます。
今回のテーマ学習では紛争の原因、人権の危機を理解し、その上で「私たちの人権宣言」を起草しスピーチするのです。
「人権」の守られた世界を実現してゆくために、視点を変えながらも、たゆまぬ努力をするために私たちができることを考えてゆかねばなりません。
TY
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