タイトル:Zone
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:過ぎたるは及ばざるがごとし。
[3・4年生]
いよいよ今週末はプレゼンテーションディです。
これまで自分たちがやってきたことを実演を交えて報告することになっています。
ただやってきたことの報告だけでは、足を速くするため、記憶力をアップするための実践ということしか伝わりません。ここは、全員がやってきたことの本質、軸を共通認識として持つことが重要となってきます。そんなときに頼りになるのがセントラルアイディアです。
「過ぎたるは及ばざるがごとしって最初は過ぎたことは戻らないよってことだと思ってた。」
「運動強度90%まで上がっちゃうことが多かったけど、
がんばっていることにはなっても体にはよくないんだよね。」
「1200m走で、終わったあと倒れちゃって次にやることができなくなっちゃうのは、
運動強度100%なのかも。」
「こけしトレーニングで姿勢を気にしすぎちゃって、タイムが遅くなっちゃった。」
「肩甲骨を意識しすぎて体が反っちゃった。」
「力が入りすぎもよくないけど、リラックスしすぎもダメだよね。」
テーマ学習以外の場面でも似たようなことがないか考えてみると、
「公文のやらされすぎで算数が嫌いになったのも同じかな。」
「最近、寝なさすぎてる。だからなのか、食べたくないし、目も疲れて、体調悪くなっちゃった。いろんなことやりすぎてるのかもしれない。」
「ひとつことに時間かけすぎると、ほかが何もできなくなる。昨日は筆写道に時間かけすぎた。」
「お出かけしすぎて、何もできなかったことがある。」
「すぎることって、軸を探さないってことなのかな。」
「目標心拍数を意識しないで上げたり下げたり遊んでるみたいになってたときもあったよね。」
わたしたちが今回6週間目指してきたことは、頭も体もバランスよく使うことで、自分のできる範囲を広げること。バランスよく使うコツとして、軸に辿り着けるよう自分をコントロールしようとしてきました。その一例として、運動強度の調節や50m走、そして記憶術を使っての暗記をしてきたことになります。
そのことを踏まえて、何を提示して伝えていけばいいかを考えていきます。
まずは、運動強度。
自分で調整できるようになったことで、1200mが楽になったり、
ラストスパートがうまくかけられるようになったことが報告できます。
そして、こけしトレーニング。
体幹を軸として体を運ぶ感覚を意識することで体のバランスが整い、速く走れるようになる。
ただ、結果としては誰も劇的に速くなった人はいなかったのも事実。
この原因として考えられることはまだ途中段階であることと、続けることができていないことにあることも伝えていきたい部分です。
誰もが効果のあったのは、記憶です。
これは実演できそうです。3分間で30この数列を覚えることにチャレンジすることにしました。
数列を覚えられることから、自分は掛け算九九の応用として12や13の段を覚えてみたことや円周率や円の面積を暗記できたことも証明することができます。
記憶ができてすごいのではなく、バランスよく脳を使うことでZoneが広がることが伝えられるといい。そんな思いを持って、それぞれがどこの場面で何をいうかが決まっていきました。
12人いるので、実演者をくじ引きにて3名選びました。緊張するプレゼンにて暗記するのは普段の様子とだいぶ異なります。くじに当たった3人は物怖じすることなく、練習に励んでいます。本番は何が起こるかわからない。でも、伝えたい軸さえしっかりイメージできていれば大丈夫。自信をもって当日に挑みます!
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