タイトル:顔にかいてありますよ
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:態度は表情と仕草で表され、伝わる。
[1・2年生]
今週は子どもたちからこのテーマ学習のセントラルアイディアを知りたいという話をきっかけに議論が始まっていきました。
セントラルアイディアが「態度は表情と仕草によって表され、伝わる。」であることを伝えると子どもたちは今までの学びとつなげながらどんな意味なのか考え出しました。
「態度っていうのがつまりは思いや気持ちっていうことでしょ!?」
「たとえばどういうこと?」
「えっとー、う〜んだからぁ。。。うん!”ごまかしたい”という態度は”表情”と”仕草”で伝わる。っていうことかな。」
「じゃあこれは!?”習い事の先生にありがとうございます!”っていう態度が”表情”と”仕草”で伝わる!」
「おぉ〜!」と子どもたち。
身近な事例をいくつか出してくれることで1年生も想像力を使って繋がり始めています。
「これはどうかな?野球の監督と話をするときは帽子をとるんだけどさ、帽子をとるっていう仕草も監督への態度が表れてるでしょ??」
「なるほど!じゃあどんな態度がこの場合は表れているのかなあ?みんなはどう思う?」と私。
するとある一年生からは野球していて暑いからじゃないのか?と素直な意見が飛び出してきました。
しかし、ある一年生の子は「あ!神社で帽子をとるのと同じなんじゃない??」とつぶやきます。
「おお!じゃあ”尊敬”だ!!」と2年生。
「”尊敬”ってなーに?」と1年生。
するとこの話を最初にしてくれたRくんが「監督はさ、お金のためじゃなくてボランティアで週末にぼくたちに教えてくれてるんだよ。だからみんな監督にありがとうって思ってるんだ。結構きびしい監督なんだよ。」
「ありがとうってことは”尊敬”じゃなくて”感謝”になるなんじゃないの?」
「でも”感謝”と”尊敬”ってなんか違うよね。神様にも監督にもありがとうだけど、普通のありがとうとは違うし。。。」
「どう違う感じがするの?何が違うんだろうね?」
といつものTCSらしいディスカッションを楽しみながらじわじわと子どもたちの中に新たな概念が紡がれていきます。
そして”尊敬”、”感謝”、”共感”、”責任”などいくつかの態度を表す概念についてディスカッションし、それらをどのような”表情”や”仕草”で表すことができるのか考えていきました。
次週はいよいよプレゼンへ向けたミッションに取り組んでいきます!
YI
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。