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清掃工場見学へ

タイトル:problem ownership
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:情けは人のためならず

[2年生]

今週はゴミの行方を追いかけて、清掃工場見学をさせて頂きました。
百聞は一見にしかず。
知っていたはずの施設やゴミの量も目の前にすると迫力が実感となって伝わってきます。

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「こちらの清掃工場では24時間体制で常にゴミを焼却しています。1日で約400トンのゴミを燃やしているんですよ。」

400トンと言われてもピンと来ないような数字だが、ゴミのストックルームを見せてもらってみんな唖然とした。
1日で一つの区から集まるゴミがこれほどに多いとは・・・
まさに百聞は一見に如かず。

「この清掃工場では熱エネルギーを発電し、電力として再利用しています。この施設を動かすために3分の1、それ以外の電力は地域の温水プールで使ったり、電力会社へ売ったりしています。」

RECYCLEのキーワードに嬉しそうに反応する子供達。
先日、中野区清掃局の方からゴミ問題にとって大切な考えとしてRECYCLEを学んだばかりだからだ。

昼夜問わず稼働し続ける清掃工場をチームワークで切り盛りしている専門家の方々。
いくつもの過程を見学させてもらっているとやはり”ゴミ”についていろいろなことを考えさせられてしまう。

「1日でこんなにたくさんのゴミが集まってくるんだったら1日清掃工場が止まっただけで大変だよね。」
「うん。ゴミってこんなにあるんだね。これに比べたら町に捨てられてるゴミなんて大したことないねえ?」
「う〜ん。ゴミ拾いよりなにより、REDUCE(ゴミをへらすこと)が一番大切だっていうのがわかった。」

以前燃えるゴミの中に混ざっていたガスボンベがゴミ処理の際に爆発して飛んでいき、壁に穴を開けてしまったことがあったとのことでした。

その穴をふさぐ工事のために数週間清掃工場を止め、数億円のお金がかかったとのお話でした。
たった一人のなにげない行動がそのような不測の事態を起こしてしまう場合もあるわけですね。

「分別っていろんな意味で大事なんだね。資源ゴミのためだけじゃないんだ。てかこれあぶないね〜。」
「ガスを捨てた人も”まあいいか”っていう気持ちだったかもしれないけどプロブレムオーナーシップないね。」

やはり現場に足を運び、その道のプロからお話を聞くことで学びが深まります。
子どもたちは町のゴミ拾いは自分たちにできることの一つではあるけれども、それだけではゴミ問題の解決にはならないことをハッキリと知りました。そして自分たちが生きている内に東京の埋め立て地がいっぱいになってしまうということも。

「もちろんゴミ拾いだけじゃ、ゴミ問題はぜんぜん変わらないけど町がきれいなのって人にも鳥にも動物にも大事だよね!?」
「でもそれだけじゃなくてゴミを出さない暮らし方をしないとゴミの量が減らないんだよな〜。」
「仲間を増やす作戦で知ってもらうしかない〜!」
「それでも変わるかどうかわからないよ!」
「でも50年後にいっぱいになるって言ってるんだから、今はまだいっぱいじゃないってことなんだよ。だから今やれば変わるでしょ〜!今だよ今(笑)」

とアツくなっている2年生たち。そうです。今でしょう!今!!
さあ来週はいよいよプレゼンに向けて作文に取り掛かります。

YI

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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