タイトル:築きに気づく
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『構造よく力を制す』
[2年生]
ついに6週目がやってまいりました、テーマ学習も大詰めです。
先週休んでいた子も復帰してきて、プレゼンテーションに向けて、
アイディアをまとめてまいります。
・「トラス構造」の力の伝わりかたはどういう風になっているんだろう?
「そういえば、この資料では真ん中にかかる荷重に対して、斜めの棒が引っ張ってくれるんだよね」
「え、じゃあこれって真ん中は意味があるんだけど、その周りは意味がないってことなのかな?」
じゃあ実験してみよう!
ということで、真ん中だけに三角形がある橋と、全体がトラス橋になっている橋を作って、比べてみます。
強度を比べてみると、重さへの強さは100gも違いました。
橋の形 | 耐えた重さ |
---|---|
全体がトラス構造 | 948g |
真ん中だけがトラス構造 | 818g |
真ん中だけのトラス橋:818g
全体がトラス構造のトラス橋:948g
さらに、落ち方も大きく異なりました。
全体がトラス構造になっているトラス橋は、上からの力に強く、橋が曲がる、というよりは「倒れて」落ちました。
しかし、真ん中だけがトラス構造になっているトラス橋は、橋けたが大きく湾曲してしまい、その結果力を支えきれなくなって落ちてしまいました。
つまり、トラス構造は、「荷重がかかることによって橋全体を曲げてしまう力」に耐えることができる「構造」であるということがわかるのです。
真ん中にかかる力が左右に引っ張られて支えられますが、その支える力は真ん中だけではなく、落ちそうになるところで持ちこたえてくれるのです。
さて、このことも踏まえてプレゼンテーションに向けて準備を進めていきます。
話すことをまず、リストアップしてそこからそれぞれの担当を決めて行きます。
・トラス構造の特徴
・トラス構造の実験結果
・トラス構造がなぜ強いのか、その仕組み
・アーチ構造の特徴
・アーチ構造の実験結果
・アーチ構造がなぜ強いのか、その仕組み
・全体のまとめ
この話のなかで、今まで実験したこと、その結果をプレゼンテーションします。
今回、プレゼンテーションには、「資料」を使います。
プレゼンテーション資料には、まず基本的には「写真」を載せます。
さらに、数値が必要なものについては数値を載せて強調することによって、
プレゼンテーションがわかりやすくなります。
ついに今週末、プレゼンテーションです!
TY
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。