タイトル:築きに気づく
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『構造よく力を制す』
[2年生]
ついにこの時がやってまいりました!
運命の第一回強度実験の日です。
完成した橋が何キログラムのおもりに耐えるのか、実験をしていきます!
さて、最大でどれくらいのおもさに耐えることができるのでしょうか?
用意した2kgを超えるおもりを支えることはできるのでしょうか?
橋について説明をしてもらいます。
・「どんな構造の工夫がありますか?」
・「上の部分がピラミッドみたいになっているのがポイントです!」
・「上がバッテンになっていて、横がギザギザになっているのがポイント!」
・「ここの、横のところの三角をずらす工夫をしました」
さて、それぞれの構造上の工夫について語ってもらったら、ついに実験です!
つるすおもりは、0.5kg、1kg、1.1kg・・・2.0kgまであります!
おもりをのっけたら10秒カウントして、耐えることができたらクリアー、耐えられなかったらその前のおもさを記録とします。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」
緊張の10秒を固唾を飲んで見守る子どもたち、
一回目の実験では、なんと!全員が「0.5kg」をクリアーすることができました!!
さらに、「1.9kg」をクリアーしてしまう橋も現れました!!!
惜しくも「1kg」に耐えることができないものがありました。
では、実験のあとは、どんな構造が強かったのか、どんな構造が弱かったのか、振り返っていきます。
・「よく耐えたけど、この橋は重かったよね」
・「重いのはちょっとゆがんでからすぐに落ちた、軽いのはゆっくりどんどん潰れてから落ちていったよ」
・「一気に全体を作ると軽いけど弱かったなぁ」
・「微妙につくりがずれていたからうまくいかなかったのかな」
・「ちゃんと名前をつければよかったな。。。重くなるんじゃないかと思ってスカスカにしたんだけど、あんまり耐えなかったよ」
そんな、振り返りをしていくなかで・・・
・「この三角形のモデルは強いでしょ?でもね、この四角形はすぐぐちゃぐちゃになっちゃうんだよ?」
・「ほう、もう少し詳しく言うとどういうこと?」
・「この三角形は投げても壊れないでしょ?でもこの四角形は投げるとぐにゃってなっちゃうの」
・「そうか、じゃあ三角形は強くて四角形は強いってことなのかな?」
・「そう!だからね、”A”の形とか、”∧”の形とか、”X”の形も強いの!」
・「そしたらさー、”N”とか”Z”も強いんじゃない?」
・「もしかして”W”、”M”も強いんじゃない?」
・「”U”、”V”もあるんじゃない?」
・「”B”もある!」
・「もしかしたら漢字も強い形かもしれない!」
どんな形が強いか、について話していたら、いつの間にか、「文字で表す」ことに繋がっていきました。
さて、また来週は今週のリフレクションを生かした2つめの橋を作成していきます。
子どもたちの考えはは、どのような橋へと変貌するのでしょうか!?
TY
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