タイトル: ココドコ
探究領域: 時空因縁
セントラルアイディア:俯瞰と抽象化が理解を深める。
[2年生]
なんとまあ、イキイキと楽しそうなプレゼン。自分たちが見つけた面白いものを、見事にオーディエンスに伝えきりました。寸劇仕立てにしようという子どもたちのアイデアはばっちりでした。
写真とともに、まるで本当に歩いたかのように錯覚しました。
この地図を使って中野の街を歩いてみたいです。
というフィードバックを多くの方々から頂戴しました。
小学2年生6人の「同志」とともに、半径1kmの範囲内をとにかく歩いて歩いて歩きまわり、約1ヶ月で歩いた総距離は軽く50kmは超えているでしょう。まちたんけんするっていうんだったらこれぐらいやらないとなと再認識です。
極めて限られた同じ場所をこれだけ歩きまわっても飽きるどころか、まだ行ってみたい、さらに確かめたいと子どもたちのボルテージは上がるばかり。それはやっぱり本気で「たんけん」してるからでしょう。スペシャルなことなど不要だし、1回あるルートを歩いて、調査して「まちたんけん」したなんて恥ずかしくて言えません。同じものが毎日微妙に変わっているし、違うものが毎日見つかる。それをとらえて、「まち」の特徴が自ずと浮かび上がってくるからワクワクするのです。
Field Work で体感した知を「抽象化」するのが Fantasy Work。歩く、見つける、表す、歩く、感じる、表す、歩く、確かめる、表す……をただひたすら繰り返したからこそ、出来合いの地図をただ写すのではなく、自分たちの発見を見事に盛り込んで「略図化」できたと言えましょう。
探究マインドを養い、どんな場面においても必要な「略図化」の基本を身につける学びとなりました。
RI
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