タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」
[1年生]
この「静かなともだち」のテーマも最後の週となりました。
今週はプレゼンテーションに向けて作品作りと自分たちの発見したことを振り返った週となりました。
今回は見えるものを書くというのを課題として取り組みました。
見方を変えたことで見えてきたものを書いていきます。
枝にしても葉っぱにしても何度も何度も実物と作品とを見比べながら、「本当にこれでいいのか?」と自分自身に問いかけながら作成していきました。
というのも最近の朝のことわざで
「思うて学ばざれば 則ちあやうし」
という孔子の言葉をやったことから自然と意識をしていました。
枝はみんなで作成したのですが、葉っぱは一人一人が作っていきます。
プレゼンに向けて書いていくモミジの葉っぱは今までよりも大きい紙(A3)に大きな葉っぱを書いていくので、小さくなってしまうと何度も書いていきました。
一人の子が、
「モミジの中に丸い円があるからそれを書くと書きやすい!」と発見し、みんなにも教えてくれました。
丸い円とはモミジの葉っぱの7〜9つに分裂している一枚ずつは中に楕円が入っているように膨らみそこから細くなっている様子から丸い円に気付いたようです。
そこから「その円をつなげるともっと書きやすい」と他の子がさらにアイディアを出してくれて、みんな一人一人がそのアイディアを取り入れながら書いていました。
大まかな葉っぱを書けたら、次は細かい鋸歯です。
鋸歯は細かいのですが、今までよりも大きいので書きやすそうでした。
ただ一番難しいのは葉脈です。葉っぱ見ると「ここにもある。ここにもある。」延々と葉脈を書いていきました。そして「もう見える所は書いた。」というところまでルーペを使いながら何度も見て書いて見て書いてを繰り返していました。
一人の子は「色ができないよ。どうしたらいいんだろ。」と何度も色を作っては比べてまた作り直すというのを繰り返していました。
紫色に近いその色は、紫と言っても紫色の絵の具の色とは違います。
そこに赤や茶色、黄色や時には青色などを入れてみたり、絵の具の量を変えてみたり、水の量を調整したり、またいろんな色を作りながら調整していきます。
赤系の色
他の子も枝の緑も同じように何度も作っていました。
色だけではなく絵の具で描くときに細い線を書くのも難しいようでした。
特にモミジの鋸歯はみんなが苦労しました。
自分たちが見える葉っぱを書いていく。
一人一人が自分のこだわりを持って書いていきました。
ついにプレゼンテーションです。
自分たちがモミジを注意深く観察して発見したことを堂々と語ろう!!!
MI
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