タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
[5・6年生]
今回のテーマも残すところ2週間。
ここで踏ん張れるか。正念場です。
受験の関係で、先週の大半をお休みしていた6年生の女の子も復活。
冬休み期間中は塾の冬期講習などで自由な時間がなかなか取れない
中、しっかり作品を完成させてきました。
授業の最初にプチ上映会を開催しましたが、ストーリー、演出とも
随所に工夫が見られ、これにはクラスメイトも刺激を受けた様子。
最上級生の底力を感じます。
しかし、他の子ども達の反応に満足して、現状のレベルで満足して
もらっては困ります。
「ベタな感動ものにならないよう、ラストシーンをもうひと工夫して!」
作品をさらに良くするためにどうすればよいか、フィードバックを
返します。
今週は文字通り撮影・撮影・撮影の一週間となりました。
6年生の男の子の作品では、スクールを飛び出し、屋外ロケを敢行
することに。
近所の公園の広場では、お笑い芸人や役者の卵がネタを練習する姿
をよく見かけます。
「役者を目指す主人公が演技の練習をするんだったら、やっぱりこ
ういう場所に来ないと。」
この日も二組の若手芸人とおぼしき人たちがネタ帳を片手に練習に
励んでいたので、彼らに並んで、発声や演技の練習をしている様子
を遠目に撮影してみることしました。
最初は周囲の目を気にして、もじもじ恥ずかしそうにしていました
が、いざスイッチが入ると、オーディションの合格にむけ必死に練
習に励む若者を演じきるところは立派の一言!
実際に映画やドラマの脚本や演技に興味がある彼の数年後の姿なの
かもしれないなと思い、ipadでの撮影を手伝っていました。
スクール内もいたるところが撮影現場に変身です。
写真は洗面所での一シーン。
今回の映画製作の制約条件をいかして、クラスメイトに出演依頼を
行うケースもしばしば見られます。
そんな中、昼休み明けの授業のため3階を訪れると、ドアには
「映画撮影中につき立ち入り禁止!」
の貼り紙が。
昼食を早めに終えた子ども達が教室を貸し切り、法廷シーンの撮影
が行われていたのです。
満足するシーンが撮れず、何度もNGになる中、渾身の演技で挑んで
いる様子が教室の外にまで伝わってきました。
自分の作品だけではなく、クラスメイトの作品にも快く協力しなが
ら、創作作業を進める子ども達。
その様子は制作プロダクションさながら!
ここにきて、やっとエンジンがかかってきた模様です。
HY
※TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。