[1・2年生]
「この形は何に似てるかな?」
「楕円かな?」
「でも尖っているところもあるから、楕円の横を尖らせた形かな。」
図鑑を見ていくうちに、覚えた言葉を使ってみたり、
「目を縦にした形」
「ワイングラス形」と
自分が知っているものの中から似ているもので表現したりしています。
「匂いを嗅ぐと、鼻がすーっとする。」
「水が腐った匂いがする。」
葉をちぎって匂いを嗅ぐことで、名前がわかる場合も
あると、図鑑に載っていたことから
匂いかぎが始まりました。
確かに、そのままだと匂いはしないのに、ちぎることで
匂いが出てきます。
ここでも、何の匂いに似ているか、どんな感じになるかを
言葉にして記録していきました。
記録が集まったところで、1枚の用紙にまとめていきます。
形、色、大きさ、におい、手ざわり
ほかの葉っぱのはない特徴、
とっておき情報、注目してほしいところ
を記載した試作ができあがりました。
中央には、観察した葉っぱを押し葉にして貼付けました。
2枚目に取りかかるために、蚕糸の森へ!
今度は、どんな葉っぱを図鑑に載せようかな。
1枚目と似ている葉っぱを選ぶ子、形も手触りも違うものを選ぶ子、
同じ場所に生えているものを選ぶ子など、選ぶ視点は様々です。
前回の採集から3週間が絶っていたため、蚕糸の森の葉っぱの様子に変化が出ています。
落ち葉も多く、色の種類も増えています。
採集を済ませて、スクールに戻る途中、
「あ!葉っぱの絨毯だ。」
「ふあふあ?」「ふかふか?」「すわってみたい!」
「それじゃあ、ここに集めようよ。」
ちょっと寄り道することに。
「これやるの、好き!」といって、
葉っぱシャワーを浴びています。
しばし、静かなともだちとの遊びを楽しみました。
2回目の観察は、始めから細かいところまで目が向いている様子。
中には、ルーペを使って見ている子もいます。
葉の細かいところを見る一方で、
枝が広がって伸びていることを発見し、
とっておき情報として記録する子もいます。
詳細を見る視点、そして、木全体の観察も
大切な視点だということを共有していきたいところです。
何ページの図鑑になるか、これからが勝負です。
AN
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