[3・4年生]
スクールからそれぞれの子どもたちに正式な注文書が手渡されるところからスタートしたこの学び。注文書には期日と”図面に対して正確なもの”や”今後自分自身のスクールの椅子として完成より1年間使うこととする”という条件が記載されていました。
職人さんに道具の使い方を教わってから何度も練習し、少しずつ確かな技術を身に付けていきました。
もちろん失敗は何度もありましたが、失敗は学びにつきもの。
失敗に直面した時にそれを受け入れ、解決策を考え諦めず粘るという姿勢も少しずつ身に付いてきたようです。
そしてスケジュールを意識して作業工程をくみ、グラつかず触り心地も良い椅子を作るために奮闘しました。スケジュールから遅れてしまったら自主的に残業して追いつくために作業をしたり。何度もヤスリをかけてようやく仕上げた椅子。よくがんばった!小さな職人たち。
この椅子作りを通して、確かな技術と責任ある態度が質の高い成果を生むということを体感したようです。
そしてモノ作りに挑み、一生懸命作り上げていくことで”モノへの愛着”、そして”モノを大切にすること”についてもそれぞれに考えることができました。
発表会のスピーチではモノを大切に使うために自分がやれることとして椅子作りで身に付けた技術で壊れたものも修理していけるようにどんどん動き、モノを大切にするムードを周囲に広げたいと語ってくれていました。
これからも色々なモノ作りにチャレンジしていってほしいとですね。すでに次はどんなものを作ろうか?というイメージがどの子にもあるようです。
さあ、これから彼らの”モノを大切にする”という思いがどのように現れてくるのでしょうか?まさにここからがスタートです!
YI
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。