特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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「駄菓子の家」オープン!

[5・6年生]

今週火曜は心待ちにしていた駄菓子屋の開店日です。

「お客さん来てくれるかなあ・・・」

子ども達は少し緊張の面持ちで、開店準備を進めます。

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看板を掲げ、店先に商品を並べると、立派な駄菓子屋の誕生です。

「駄菓子屋、オープンしました!」
「安くて美味しい駄菓子を販売しています!」

大きな声で宣伝する子ども達。気合い十分といった感じです。

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しかし、開店から30分ほど経っても、まだお客様はいらっしゃいません。。

「お客さん来てくれないかなあ。」

そんな時、近隣に住むご年配の男性が自転車を止めて、商品を手に取って
くださいました。

「へえ、子ども達で駄菓子屋をやっているんだねえ。」
「この辺りは死んだように静かなので、子ども達の元気な声がまちを
明るくしてくれて嬉しいよ。」

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初めてのお客様に子ども達も興奮を隠しきれません。

「やったー!!!」

これをきっかけに近所の小学生を中心にお客さんが少しずつ増えてきました。

今回のお店では、お客様の笑顔を獲得するためにどうすればいよいかと
知恵を絞り、様々なアイデアを形にしました。

まずはクーラーボックスの導入です。
これにより開店直前まで冷蔵庫で冷やしておいたゼリーやチョコなどの商品を
お客様に冷たい状態で提供することが可能になりました。

次に休憩コーナーの設置です。
商品を購入してくださったお客様がゆっくりと駄菓子を食べられるスペースを
設置しました。駄菓子屋に来店してくれた近所の小学生によると、クラス内で
「休憩スペースのある駄菓子屋」のことが噂になっているそうです。

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他にはポイントカードの導入も効果を発揮しています。
一定回数来店してくださったお客様にはお楽しみサービスを用意することに
したのですが、開店3日目で既に3回も来店してくれた近所の男の子がいました。
「明日も行きたい楽しいお店」のコンセプトを掲げて、駄菓子屋運営をしている
子ども達にとって、これが一番嬉しい出来事だったようです。

お客様アンケートも来店者が好むお菓子のジャンルをマーケティングすることが
でき、仕入れの参考情報として役立っています。

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比較的順調なスタートを切ったように見える駄菓子屋ですが、課題がない訳では
ありません。

・明日も来たいと思わせるために他にどんな工夫ができるか?
・来客数を増やすためにどんな工夫ができるか?
・売上・在庫管理の締め処理で発覚したミスを繰り返さないようにするに
 どうすればよいか?
・・・

来週以降は改善点を意識しつつ、より魅力ある店作りに取り組みたいと思います。

***
ちなみに、
「駄菓子の家」は、10月4日(木)までの火・水・木、
14時30分から17時まで営業しております!

HY

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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