[1・2年生]
夏休みが明けて、早速、新テーマ“Thank you very 街”がスタート。
スタート前から子どもたちは「このテーマでは何をやるんだ!?」と探りを入れてくる。
「“Thank you very much”っていうテーマ名?」
「“ありがとうにありがとう(探究領域『社会寄与』にあたるテーマの一つ)”の街版?」
「街をつくるの?」
今まで、自分についてだったり、知識・理論を応用して何かを作り出すという探究を行ってきた。
今回は、空間を観察することで、街には何があるのか、なぜ街にはそれらがあるのかを発見し考察していこう!
まず、“街”と聞いて何をイメージするのかたずねてみると、
「区内」
「電気屋さんがある」
「人が通っている」
「山があるのは街じゃない」「うん、それは村だ」
「信号がある」
などの意見。
に各自がイメージする街を描いてみると、
十字路に車がたくさん走っている様子、
高速道路の入口・出口、工事現場、
まちごとにある保育園、
電車線の交差、川、橋、
運動場、デパート、駅……など様々なものが描かれていました。
なるほど。
では、君たちのイメージしたものは街にあるのか、実際に探検して見てこよう!
街を探検すると、人や建物や機械など幅広くいろいろなものに出会うでしょう。
また、探検すると言っても、とっても広い範囲になってしまいそう。
しかし限られた範囲でも、その中にあるものをじっくり観察すれば街の特徴を発見できるのではないでしょうか。
ということで、今回は“建物”に着目し、街にはどんな建物があるのかを観察することに。
また、スクール近くを通る“青梅街道”、東高円寺駅〜南阿佐ヶ谷駅間の往復約4kmを探検の範囲としました。
早速二日目から探検開始です。
まず出会ったのが古道具屋さん。
店外まで出ている商品に子どもたちは興味津々。
「グローブがこんなにたくさん売っている!」
「何の(何を主に扱う)お店なんだろう?」
「弓矢まである!」
その他にも、「何のお店だろう?」と思ったものは出来るだけ入ってみることにしました。
工事現場の看板やたくさんの種類のねじ・釘、脚立などが売っているお店では、
「こんなにたくさんの釘があるんだ!」
「これ使えば、船作れそう!」
「この脚立何メートルまで高くなるんだろう?」
壁紙やカーテンの会社ではサンプルの壁紙を見て触って、
「俺、この壁紙がいい!」
「私はこれ!」
とお客さん気分になってみたり。
コンビニ・牛丼屋など見慣れたものから、初めて見るような建物までありました。
マンションの扉を指差して、
「前に見たマンションも同じような扉があったよ!」
と観察することで自分なりの発見も出ているようでした。
さぁ、来週も探検するぞ!
どんな出会いがあるかな!
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。