[3・4年生]
「詩人の旅」2週目は銀座、築地への旅です。
今回の旅のスタート地点は銀座。日本有数の繁華街にはブランド
ショップや百貨店が軒を連ねます。
築地に向かって歩くと、巨大な航空写真用カメラを店頭にどかっと
置いているカメラ屋、「市川」の名で埋め尽くされた新橋演舞場のポスター、
マスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が目を引く群馬県のアンテナショップ
など子ども達はいろんなものに興味を示します。
そんな中、子ども達の心を捉えて離さなかったのが、あられやせんべいなど
米菓を扱うお店。
あられやせんべい以外にも餅菓子など多くの商品が試食でき、
「もちもちしておいしい!!」
「もち吉の詩は絶対に書くぞ!」
と興奮しきりです。
そして、10分ほど歩くと、大きな立体のマグロの看板が見えてきました。
東京の台所「築地」の場外市場です。
平日の昼間にも関わらず、人でごったかえす市場には、新鮮な魚介類が
たくさん並びます。
今回の旅について事前案内した時には、あまり興味関心を示さなかった
子ども達でしたが、市場にいったん入ると、威勢のよい掛け声が聞こえ、
一気に市場の雰囲気にのみ込まれます。
漬物、乾物、キムチなど試食天国といっても過言ではない状況に、子ども達の
テンションも最高潮に。
中でも、できたての玉子焼きをその場で食べさせてくれるお店は一番印象に
残ったようで、ふわふわであつあつの玉子焼きを題材にした詩も生まれました。
お昼御飯は少し歩いたところにある浜離宮で。
あいにくの天気でしたが、東屋を拠点に思う存分おにごっこをしたり、庭園内を
散策しました。
次の日は旅の振り返りと詩作に取り組みます。
イメージマップを作りながら旅の中から「詩」の種を探します。
「詩人の技」のミニレッスンを踏まえ、自分の思いをどう表現するのか、
前回よりワンランクアップした課題に子ども達も少し苦戦気味。。
すっかり手が止まってしまう子もいました。
自分の素直な気持ちを、技を使うことで相手に伝わりやすい表現に変えていく
にはどうすればよいか、最初の正念場にさしかかったようです。
HY
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。