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葉っけんの“葉っぴょう(発表)”

[1・2年生]

テーマ発表会の週になりました。
残り3日。
けれど、まだ葉っぱマップが完成していない!
ということで、今週もマップづくりから始まりました。
葉っけんの“葉っぴょう(発表)”01先週子どもたちが一番遠いと感じた「大きい・小さい」「手・細長い」という2つの観点に注目。
これらの観点を対になるようにして「細長い」を「足」に変え、
縦に「大⇔小」、横に「手⇔足」(葉っぱの分裂数の多さ)の軸をとって、葉っぱを並べていきました。

ですが、
「これはこっちの葉っぱより大きいと思う。」
「いや、小さいと思う。」
「えー、そう思えないよ。」
と、大きい・小さいにおいて、意見が分かれました。
子どもたちの意見を聞いていると、大きさをとらえる時は長さと幅とで視点が異なる様子。
これはみんなが同じ捉え方をできる視点が良いだろうということになり、「長⇔短」という観点に変更。
すると、子どもたちも意見分かれることなくマッピングができたようでした。
「ヒノキはこれ全部で一枚の葉っぱになるのかなぁ?」
「調べてみようよ。」
「図鑑でみると……」
「うろこになっている一つが葉っぱって書いてある!」
「ってことは、一番短いじゃん!」
「紙からはみ出ちゃうよ〜」
「これは鋸歯縁だから、このあたりかなぁ」
「これは分裂の切れ目が大きくないから真ん中寄りになると思う。」
「このモミジの分裂は6つだから、ヤツデより右になるかな。」
疑問に思ったことは自ら調べ、根拠を持って分類しようとする姿勢が見られました。
そして、やっとマッピングが完成!
そこからどんなことが葉っけん(発見)できるか全体を眺めてみることに。
「グループができていない。」
「なんか寂しい。」
じゃあどんなグループが考えられるだろうか?と問いかけ。
「ちびちびグループ。」
「プクプクグループ。」
と似たような名前が悩みながらポツポツ挙がる。
だんだん、
「手代表グループ。」
「ここからここまで、全縁だから、ツルツルグループだ!」
「じゃあ、鋸歯縁はギザギザグループだ。」
「いや、歯ギザグループにしようよ!」
「この2枚はお笑い芸人に見える、なんかコンビみたいに見える。」
「この2枚は夫婦みたい。こっちが男でこっちが女。」
と、いろいろなグループが見えてきました。
葉っけんの“葉っぴょう(発表)02そして、長い時間をかけたマップがやっと完成!
後は発表会練習だ!!

※写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

今回はまず自分で発表文章を作ってみることに挑戦。
作ってきた文章を基に、どうしたら伝えたいことがさらに伝えることができるか、スタッフと話し合いながら考えていきました。
そして、発表会本番!
「図鑑を見たら葉っぱの長さが15cmと書いてあって、近いからアジサイだと思いました。」
という葉っぱの見分けや
「“手”から“足”に向かって分裂葉から鋸歯縁・全縁・マツになっています。」
というマップの分類についての発表のほか、
「最初、葉脈は中央脈しかないと思いましたが、側脈や細脈があることをこのテーマを通して知りました。」
「いちょうに切れ込みがあったら、マップの位置は“手”の方に移動すると思います。」
というように、このテーマを通した葉っけん(発見)についても発表しました。
少し緊張した様子でしたが、一人ひとりが自分で伝えることができていたと思います。
葉っけんの“葉っぴょう(発表)”03ちなみに、アートの時間に、葉っぱスケッチの色塗りをやってみました。
葉脈まで意識して色塗りしている様子が見られました。

葉っけんの“葉っぴょう(発表)”04   葉っけんの“葉っぴょう(発表)”05

※写真をクリックすると拡大写真を見ることができます。

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