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なぜ水は大切なのか?

[1・2・3年生]
テーマ「水知らずにはいられない」も最後の週を迎えました。
発表に向けて時間との勝負になりました。

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まとめる内容は、次の三つに決まりました。
1、【沈澱】から【消毒】までの水をきれいにする工程。
2、今回知った、水をきれいにするのに使われるもの。
   【微生物】、【砂ろ過】、【薬(凝集剤)】
3、私たちの生活での水の使用量。
「写真はどれを使おうか?」
と、ある子は使える写真を選び始める。
水再生センターと浄水場でもらった資料の中と
デジカメで撮ってきたものを丁寧に見てゆく。
中から、災害時(震災時)用の仮設トイレ、
浄水場にあった砂ろ過装置の模型などをピックアップ。
どのような配置にするかを考える。
同じ模造紙に別の子は、水をきれいにする工程の図を書き始めている。
後で説明を加えるようだ。
各自が役割をこなすべく動き出す。
「水をきれいにするのに使われるものだけをまとめてみよう。」
の提案で、別の模造紙に、【微生物】と【砂ろ過】については簡単に図説、
【薬(凝集剤)】については浄水場での実験の写真を掲載し、まとめる。
「詳しくやりたい。」という声が多かった微生物については
【アルケラ】、【ペラネマ】【マクロビオツス】
の三種類を細かく写生し説明文を付ける
という作業を短時間で仕上げてしまいました。

その間に、各自発表で行うコメントの内容を考えたり、
水調べで集めた数字を整理したりで、時間を奪われる。
そのために、ペットボトルでの砂ろ過の実験に
充分時間をかけられないという状態に陥る。
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男の子たちだけで、放課後におこなった実験は
あまりうまくいかず、結局、発表することになったのは、
よりきれいな水を作れたことから、
次の日女の子が、一人でおこなった実験の様子になりました。

水の使用量のまとめは、1日一人当たりの量を求めることに苦戦し断念。
適切な量の算出方法を提示しきれなかったことが悔やまれます。
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発表の練習も本番までに数回のみ。
そんな中、彼らのできはわるくは無かったと思います。
彼らの成長を感じました。
発表の最後に
「水はとっても大切。」
といってくれた子がいましたが、
私たちが使う水の多さと、水をきれいにすることの大変さを
彼らはどれくらい実感できたのだろうか。
なぜ「水は大切なのか?」の問いに
どれくらい迫ることができたのか。
多少の疑念を残しつつ今回のテーマを終了しました。

TY

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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