[1・2・3年生]
日差しが強い中、汗をかきかき
電車とバスを乗り継ぎ境浄水場へ。
予定より少し早めに到着。
正門で記念写真と手続きを済ませ、
場内を少し歩きメインビルディングへ。
玄関を入ると、今回案内をしていただく
女性職員の方が出迎えてくれた。
場内での諸注意をうかがった後、
屋上へ上がり浄水場全体を一望してみました。
意外と広いことに一同びっくり。
その後教室のような部屋へ移動。
別の女性職員がスライドを使って解説をしてくれました。
まず、東京都西部の地図が映し出され、
境浄水場の位置から解説がスタート。
小河内貯水池(奥多摩湖)を出発した水が、
羽村の取水堰、山口貯水池などを通って、
境浄水場までたどり着くまでの道筋へと話が進む。
境浄水場そのものの説明に入る前、
砂ろ過の方式には、『高速』と『緩速』の2つがあると解説され、
それに続き、境浄水場は、『緩速ろ過』を採用する数少ない施設で、
規模としては日本最大ということを教えてもらいました。
そして、境浄水場の役割と水を処理する仕組みの説明を受けました。
子供たちの質問は最後に少しあっただけ。
その中の一つ「川の水をそのままのんでもだいじょうですか?」
の問いに、職員の方の応えは
「飲んですぐに悪い影響は出ないかもしれないけれど、
ばい菌とかがいるから、飲まないほうがいいでしょう。」
というものでした。
最後に水をきれいにする実験を見せてもらいました。
一つ目は、薬品を水にたらして汚れを速やかに凝集する、
いわば高速ろ過タイプのもので、
水と汚れの分離が目ではっきりと確認できるため、
「きれいになっていくのがみえる。」
と、子供たちはかなり興味深げに見ていた。
二つ目は、ペットボトルに土、砂、石をつめてゆっくりと
水をろ過するタイプ。
この実験には、こちらが予想していたほどには、
子供たちの気持ちはひかれないようでした。
室内での講義を終えてから、
浄水場の仕組みを見るために外へ。
減勢施設や20面あるろ過池のいくつかを見てまわり、
見学を終えました。
暑さで疲れ気味の子供たちを気遣ってか、
予定を少し早めて終了してくれたようです。
子供たちにとって多くの収穫があったことを期待しましょう。
TY
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