今週は、視覚の訓練として、「アハムービー」というものを
利用してみました。何秒かの内に、画像の一部が
変わっていくのですが、なかなか分かりません。
みんな、目(視覚)に意識を集中させ、目を皿のようにして見ています。
「分かった!!」気づいた時の喜びはかなりのものです。
三人ともそれぞれ、他の人より先に気付けたムービーがありました。
中には、スタッフも分からなかったものに気付いた子も!
「このテーマは、競争ではなく、よ~く、見たり聴いたり、五感をいつもより働かせることが大切」
という話を先週確認していたので、早く分かった子も、まだ分からない子達を励まします。
でも、我慢できなくて、きわどいヒントを与えてしまう場合も!
振り返りでは、「見ているつもりなんだけど、見ていないところがあるって分かった。」
「他のところが変わったと思い込んでいると、本当のことが見えなくなると分かった。」
中には、「全員で見てるのに、分からないなんて、考えが甘いと思った!!」
などという体育会系の意見もありました。
さて、続きましては触覚の訓練です。
目の粗さの違う、8種類の紙やすりをアイマスクをして順番に並び替えます。
指先に意識を集中させて触ります。あんまり強く触っても、かえって分かりにくくなってしまいます。
何度か繰り返すうちに、順番どおりに並べられる回数が増えてきました。
ところが、ここで不思議なことが!アイマスクを外して、視覚と触覚とで並べ替えをしてみたら、
触覚だけで並べ替えた時よりも正確でなくなってしまったのです。
「二つの感覚を使っているのになんで??」子ども達はこの疑問を持ったまま、進んでいます。
足の裏でも感じてみました。アイマスクをして、手で触ったのと同じ番号の紙やすりを
足の裏で感じて探します。これが予想以上に当てることができて、スタッフもびっくりです。
今回のテーマは、毎回必ず授業の記録をとり、1冊のポートフォリオにまとめています。
字をたくさん書くこと、気付いたことなどを挙げていくことも、1,2年生にとっては
簡単にできることではありませんが、みんながんばっていますよ!
YT
※TCS2009年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。