【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】事業の目的は顧客の創造である。
<テーマ学習>〜概要
社会寄与領域では、豊かな社会生活を実現するために私たちは何ができるかについて、考えを深めていきます。子どもたちにとって、身近な社会であるスクールにおいては、学年が上がるにつれて、受け身の姿勢ではなく自分たちにできることは何かを考え実行していくことが求められていきます。失敗を恐れず、まずはやってみよう!とする「Ownership」と「Resilience」を発揮していくことが、自分自身、そして周囲やスクールをより豊かにしていくことにつながっていくことを日常の実体験として学んでいます。
社会寄与領域の最終にあたる本テーマ学習では、スクール内から範囲を一歩広げ、社会の一員として実際に本格的な事業を行うことに挑戦します。市場調査を行い、ターゲットを絞り、事業計画を立て、資金を調達し、商品を決め、仕入れ、販売、在庫管理などなど、経営の基礎を学んでいきます。P.F.ドラッカーの言葉「事業の目的は顧客の創造である。」をセントラルアイディアにしています。利益は事業を成立させるための条件であり、目的ではないことを認識した上でどんな判断をしていくかが問われてきます。
事業は駄菓子屋、営業日数は4日と決め、6週間という限られた時間の中でマーケティングをしていきます。5店舗ある商店で個々人が厳選した一推し商品を売り出します。近隣住民に向けてのニーズに応えるだけでなく、「こんなのが欲しかった!」と思わせるような潜在的なニーズを引き出し、その結果、より多くの人にお客様になっていただくことを目指します。お客様の笑顔を獲得していくにはどうしたらいいのかを問い続け、最終的には、出資者の方にむけた事業報告をプレゼンテーションいたします。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2024年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)